戦略コンサルタント@ヒルズ勤務

コンサルタントに憧れるお前、コンサルタントに騙されたお前、コンサルタントに疲れたお前、コンサルタントが何かわからない情弱なお前、とにかく読んでいけ。 最新の情報はツイッターをフォローしてくれ。 Twitter: https://twitter.com/soremajide

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マガジン

  • ヒルズの戯言

    私ことヒルズ氏がコンサル業務を通じて思うことを書き連ねる場所。日記ではないので読みきりです。 私にもちょっとは真面目な側面もあるんだぞとアピールする狙いもある。お楽しみください。

  • コンサル会社に転職したらブラックだった日記

    大手優良日本企業から自分の居場所を求め、中規模コンサル会社に転職したヒルズ氏。狂人奇人だらけの新天地で生き延びることはできるのか?

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コンサル会社に転職し、ブラックな日々が始まる話

大手優良企業から転職を決意新卒で入ったのは、いわゆる大手優良企業。ブラック企業とは無縁、組合も強く労働環境としては申し分がなかった。 そんな恵まれた環境で、なぜか私は某外資系戦略コンサルティングファーム「B〇G」の方から手ほどきをうけ、コンサルタントとして育てられることになる。今振り返ると意味が分からないが、実際に発生した事案だ。 「私をどうしたかったのか?」 当時の役員に問いただしたいが、今となっては叶わぬ。 コンサルタントとして実力をつければつけるほど、当然のことな

    • ある日、母から大量のクッキーが届いた

      年が明けてすぐだろうか。 母から大量のクッキーが届いた。 私が以前、好きだと言ったクッキーだ。 電話をすると「賞味期限が長いらしいから」と言う。コロナで年末年始は帰ることが出来なかった。子ども達に会えず寂しいのだろうか。 それにしても多すぎるだろ、、と言うのも申し訳なく思い「ありがとう」とだけ伝えた。 1週間後だったか、母が倒れた。 医者によると即手術が必要とのこと。 そして、告げられた余命は思いの外短かった。 手術、そしてリハビリを経て退院した母は片足が麻痺していた

      • コンサルよ、その刃で横文字を断ち斬れ

        マイクロマネジメントの悪夢が去り、ようやく平常運転に戻りつつあるヒルズオフィス。しかし次の災難は無情にもふりかかるのであったーー。(前回) 最近、疲れがひどくてね。あぁもう深夜2時じゃないか、リモートワークは終業時間が決めづらいねぇ。では寝ますか、、、 ◆目覚め眠りから覚める時の浮遊感が嫌いだ。まだ潜っていたいのに無理やり光をあてられ、吊るし上げられるような、、そんな鬱陶しさを今日も感じる。いや、今日はいつも以上にうざい気がするが。 (、、、ここは?) 見慣れない天井

        • 副業起業残酷物語

          政府も全力後押しをする副業ブーム。 新型コロナ蔓延の今も(今だからこそ?)副業始めませんか広告は元気にインターネット空間を走り続ける。起業ブームともあいまって「独立への第一歩は副業でお試し」など、会社員から独立への橋渡しとしても売り込まれているようだ。 だが、トラブルも発生している。 少し前にはなるが、IT企業勤務者が本来は自社で受けるべき案件を副業として個人で受けていた、というトラブルが報道されていた。 ニュースを眺めつつ思い出す事案があったので、ここでご紹介してお

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        コンサル会社に転職し、ブラックな日々が始まる話

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        • コンサル会社に転職したらブラックだった日記
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          コンサルよ、マネジメントの真意を探れ

          ホタルイカの沖漬け(初物)窃盗犯として社長に糾弾されるカニカニ氏。冷蔵庫に監視カメラをつけろと騒ぎ立てる社長の前に現れたのは、佳乃氏であった。(前回) ホタルイカの沖漬けも好きだが酒盗もうまいよな。あれでパスタ作るとまじでうまいよな、、、っと現実に戻りますか。 ◆正しい想像力オフィスに一瞬の静寂が訪れる。 「あ、佳乃くん、、、」 目がスイミングしだす社長。 社長の動揺ぶりに動揺するオフィス内。 (一体、何が、、、) ふと、運転手佐藤さんの言葉が脳内再生される 「つ

          コンサルよ、マネジメントの真意を探れ

          コンサルよ、緊急事態に備えよ!

          お嬢氏との個室ランチ後、オフィスに緊急事態宣言が発動されたことに気がつくヒルズ氏たち。「社長が御乱心」とは一体なんのことだろうか。(前回) あぁ、しゃぶしゃぶ美味しかったなぁ。半分くらい落下したけど、美味しかったなぁ、あぁ、今すぐ引き返しもう一度しゃぶしゃぶ食べた、、、 ◆エレベーターピッチ静かにエレベーターが上昇する。 「オフィスには私が先に入ります」 「了解」 上司への報告は15秒のエレベーターピッチで素早い意思決定を、などとどや顔で主張するやつがいる。だが、君

          コンサルよ、緊急事態に備えよ!

          コンサルよ、フレームワークの外で思考せよ

          打合せ後にわくわくランチ、のはずが殺気の塊と化したお嬢氏が登場。ヒルズ氏との誤解が解けほっとするのもつかの間、誤解の発信源が副社長であることを告げられる。(前回) しゃぶしゃぶって美味しいよな? すき焼きLoverなお嬢氏の手前、大きな声ではいえないけどすき焼きの100倍好きだ。で、副社長の話な、、、 ◆プロジェクトクラッシャーな、なにを言っているんだ,,,,? いや、実は少し予想していた。副社長といえば、日報フォーマットを社長に報告した際の華麗なるスルー技術。やりかね

          コンサルよ、フレームワークの外で思考せよ

          Case2. 社長流、外出自粛でテレワーク

          皆さん、感染拡大が続いているが元気にしているか? 名乗るまでもないと思うが、 私だ、「社長」だ。 本日はわが社の外出自粛対応をご紹介しよう。この対応を通じてわが社の危機管理能力の高さをも感じ取っていただけるはず。何せ私はSタンフォード大でリスクコミュニケーションとITについて論文を、、、 (中略) では、始めようかな? ◆鉄壁の備蓄まずは思い出したまえ。 ヒルズ君の入社日を。 うん? 爆乳がなんだって?、、、ヒルズ君は騙され、、、?な、何を言って、、、そう、

          Case2. 社長流、外出自粛でテレワーク

          コンサルが上司を個室に呼び出す時

          交わされた契約を知らぬ存ぜぬとつっぱねる電撃担当部長。契約内容を微妙に変更することで場をおさめ、お嬢氏とのランチに向かうヒルズ氏であった。(前回) お嬢氏との二人きりランチ。最近でいうと"濃厚接触"に分類される行為だが読者諸君はドキドキしているか? 私? まぁSlightlyドキドキしてるね、無駄な横文字混ぜちゃうくらいには。 ◆浮かれた心は地下へ「いいなー!後で話聞かせてくださいよ!」 社用車から新人Boy氏が叫ぶ。 ここは霞が関のはずれ、指定されたしゃぶしゃぶ店に

          コンサルが上司を個室に呼び出す時

          コンサルが契約内容を変更する時

          社長のマイクロマネジメント、副社長の手のひら返し、そしてお嬢氏からの個室ランチお誘いーー。ヒルズ氏の日常は今日も元気よく破壊されている。(前回) 先週末は「日報フォーマット騒動」でつぶれた。日報ごときでどうやって土日が潰れるかって?体験した私もうまく説明できないが、人生で3本指に入る無駄な時間であったことは確かだ。 ま、取り急ぎ、、、第1回定例会行きますか。 ◆担当部長たち「あのね、我々が頼んだわけじゃないんですよ」 ここは某飲料メーカーの応接間。 さすがは大手だ。重

          コンサルが契約内容を変更する時

          コンサル会社に普通の人はいらない

          「日次報告」フォーマットのために打合せをするエースたち。思いのほか普通の感覚を保った副社長、そして優秀なカニカニ氏との交流に心躍らせるヒルズ氏であった。(前回) 塩辛とジャガバタが相性抜群なのは一般教養だと思うが、ホタルイカの沖漬けも合いそうだよな? 気になって仕方がないが、ひとまず副社長との打ち合わせに向かうか。 ◆社会的要請「某飲料メーカーの案件だが私の参加は10%程度で考えている」 いきなり稼働率の話か。 「あと、提案資料等入ってるフォルダにアクセスできるように

          コンサル会社に普通の人はいらない

          コンサルがその会社を選ぶわけ

          社長から「日次報告」が義務付けられ驚愕するヒルズ氏たち。報告方法を決定すべく社内オールスターが集結、そしてついに副社長と接することに。(前回) ねぇムーミン、こっち向いて♪マグを回してっと....こっち向いた!ムーミンがこっち向い、、、おや?私はもしかして疲れているのか? ◆普通というプレミアム副社長との初ミーティング。 それは自プロジェクトではなく日次報告方法の決定であった。一体私は何をやっているのか?と思うが、、1ついいこともあった。 副社長、「普通」だったのだ。

          コンサルがその会社を選ぶわけ

          コンサルは社内マネジメントもこなしてこそ

          エストニア(&フィンランド)での落ち着かない休暇を過ごし、僅かながらリフレッシュしたヒルズ氏。しかし出勤と同時にリフレッシュ貯金は消え去る、それがここヒルズ砂漠だ。(前回) いやぁ、ガラにもなくヘルシンキでムーミンのマグカップを買ってしまってね。癒されるねぇ、、っと爆乳総務がお呼びだ。何?全体会議だと? ◆社長が前に立つ時「全員揃ったかな?」 ベタな話でなんだが、ランチ後の眠気はかくも強力なことか。いくらコンサルとしてキャリアを積もうとこればっかりは回避不可能だ。ランチ

          コンサルは社内マネジメントもこなしてこそ

          Case1. 爆乳総務の独白

          皆さん、こんにちは。 名乗るまでもないのでしょうか? 私は総務、人呼んで爆乳総務です。 そう、私の身体的特徴は少しばかり大きめのお胸。身体的特徴を揶揄するのは人権侵害だと思うのだけど、大丈夫、面と向かってそんなニックネームで呼ぶ不埒な奴はここヒルズにはいないわ。あ、社長は除きます。彼は少しおつむに難ありですからね。 爆乳ってね、大変なんです。 肩がこる、好きな服が着れない、下着の値段が高い、、、、挙げだしたらキリがないのだけど、一番腹が立つのが 「爆乳は頭が悪い」

          コンサルたるもの、旅先の出会いもフル活用

          社長のパーパリーダウンコート(布団)を思い出し一人でニタニタ。完全不審者と化したヒルズ氏に相席のアジア人女性が声をかける。(前回) あれ、なんの話してたかな? あぁコンサルの休暇は転職の仕込み、ついでに旅先の美女と素敵な会話、ってな。そうだよ、布団を思い出してる場合じゃない、目の前の相手に集中だ! ◆会話はファッションからにやけた顔を整え、相席中のアジア人女性を見つめる。少し東欧感もある整った顔立ちだ。一体なんの用だ? 「あの、もしかして日本人ですか?」 えぇ よく分

          コンサルたるもの、旅先の出会いもフル活用

          コンサルタントのファッション事情

          エストニアで某ベンチャーキャピタル社長、通称パネライ氏とのやりとりを回想するヒルズ氏。パネライ氏の言う「君は勘違いしている」とは一体何のことなのか?(前回) さーて、ワイングラスが空いてしまったぞ。次は赤にするかな、いやはや休暇は楽しいなぁぁぁぁぁあ! ◆情熱バイアス「ここ、いいですか?」 流暢な英語に顔をあげる。 見知らぬ女性が立っていた。アジア人、、だろうか。周りを見渡すといつの間にやら満席になっている。 にこりと微笑み「どうぞ」と手を差し出す。相席を頼むカジュア

          コンサルタントのファッション事情