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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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土竜のひとりごと:目次

これまで書いたものを見直して整理しています。 貧乏性の僕はなかなか思い切って捨てることも…

空を飛ぶ土竜
3か月前
36

第296話:🟡置き手紙:詩

「置き手紙」 家に帰ると 灯りが消えていた 鍵で玄関を開けるが 中には人気がない とりあえ…

6

第295話:所与と多様性と

このところ「所与」という言葉が気になる。 気になっているのは「所与を生きる」という考え方…

4

第294話:エジプト旅行記

前書きの前書き これは遥か昔(27歳の頃?)に書いた「新婚旅行記」です。データはすでに紛失…

64

第293話:🟢秋とカミさんの誕生日:短歌

いい季節になりました。 秋を擬人化した歌と秋の風景を集めてみました。 秋はいつか僕の隣に…

空を飛ぶ土竜
1か月前
74

第292話:富士山の初冠雪

今週の11月7日木曜日に富士山に初冠雪の発表があった。 ニュースによると平年より36日、昨年…

空を飛ぶ土竜
2週間前
55

第291話:松井と大谷

昔々の話であるが、昔は「巨人・大鵬・卵焼き」の時代。テレビでは毎晩のように巨人の試合が放映されていて、王とか長嶋とかの活躍を父親と一緒に観ていた。 別に巨人が好きなわけでもなかったが、テレビで中継されるのは巨人だったから、自然に巨人の選手は頭に入り何となく巨人ファンだった。 そうそう「巨人の星」がアニメで放映されて根性の時代だったせいもあった。 金にものを言わせて選手を集めてという時代を経て野球を観ることから離れたが、松井が出現してからまた火がついた。「スター」というのは

第290話:今日を終わらせる

PREMIUM MALT'Sを買って帰る日は なんにもしない  グーダラしたい これは戯れ歌に過ぎない…

空を飛ぶ土竜
1か月前
52

第289話:文化が置き去りにされる

■もう随分前のことになるが、カミさんと上野の本牧亭に寄席を聞きに行った。その時、寄席の演…

6

第288話:かわいい

家の周りは田んぼと畑ばかりだからいろんな鳥がやってくるので庭の木陰に餌台を作って置いてみ…

空を飛ぶ土竜
1か月前
49

第287話:🟢プロポーズ:短歌

プロポーズの歌を作ってみた。 月の地図リュックサックに押し込んで僕と「あした」を見に行か…

空を飛ぶ土竜
2か月前
48

第286話:エアコン

この夏は酷暑だった。 僕が御殿場に越してきたのは26歳の時。もうかれこれ35年以上ここに住ん…

空を飛ぶ土竜
2か月前
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第285話🟡(詩):傘クマ

今日も雨。 学校の校門に、シロクマのぬいぐるみが落ちていました。 水たまりにうつぶせにな…

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第284話:「バカ」と言う人

世の中のことに概して関心が薄いのに、何かに引かれるとそれにのめり込んで我を忘れてしまうのは、なかなかに厄介な気質と言うべきかもしれない。 何年か前のこと、そんな調子でネットの対戦将棋にはまったことがある。 適度に遊べばいいのに、勝てば嬉しく、負ければ悔しくてもう一戦交えたくなるといった風で、時には深夜3時4時まで、時には朦朧としてふらつくまでやってしまう。 設定時間が1分という壮絶な将棋もあれば1時間半くらいかかる時もある。肩はバキバキ、目はシバシバ。疲労困憊なのに更に挑