✨強み✨を活かす🔥発達凸凹のある子の脳個性とは?🧠
発達凸凹のある子の脳には『脳個性がある』と言われています
凸の脳個性と
凹の脳個性があります
しかし、発達凸凹のある子と関わる際
どうしても目立ってしまう凹の部分のみを見てしまいがちです…
私もそうでした😅
特別支援教員として目指したいのは
凸の部分を活かせる環境に調整する
↓
評価されるチャンスを増す
↓
自己肯定感の向上
↓
凸の部分を伸ばす
↓
凹の部分を補う(軽減する)
このサイクルを繰り返し、自立への力を高めていきたいです💪
今回は以下の文献を参考に、脳の個性と凸の活かし方について、一緒に勉強していきましょう🍀
【参考文献】
凸の脳個性(脳の強み🔥)
「なんで勉強中に立ち歩くの?」
「なんで同じことを繰り返すの?」
「なんでずっと喋っているの?」
など、発達に凸凹がある子と関わる際、周囲が素朴に疑問を感じることがあります。
しかし、感情的に反応する前に知っておくべきことは、
『発達凸凹のある子どもたちには、言葉にできない部分と潜んでいる強みがある』
ということです。
人はどんな場合にも
『行動する理由』
があります。
周囲からは「理由のわからない行動」にも必ず「行動する理由」があります。※本人もその理由がわからないことが多いです。
周囲からすれば一見困った行動も、彼ら彼女らにとって『脳の働きが一番よく合理的』で『脳の強み』を発揮している瞬間なのです。
発達の凸凹がある子も少ない子も、
『自分の能力を活かしてできる最大限のことをしている』
そんな行動が、周囲からは『困った行動』と捉えられています。
例えば、
『勉強中に立ち歩く』のは
「静止すると思考が止まってしまう」が
「動いていれば考えることができる」から
『同じ行動を繰り返す』のは
「新しいことをすると不安になる」が
「いつもと同じことをすると安心して過ごせる」から
『ずっと喋っている』のは
「黙って、みんなの話に耳を傾ける」ことはできないが
「喋ることでコミュニケーションできる」から
など、周囲からは一見困った行動も、本人からすれば、自分の脳の強みを活かして一番合理的に「自分ができること」を一生懸命やっているだけかもしれません。
このように、気になる行動も「脳の強み」によってとった行動だと理解することで、日々の関わりやサポートのコツが見えてくるかもしれません💪
「発達に凸凹があるから困っている」というよりは
「発達に凸凹がある子が、困った場面に遭遇した」結果、行動上の問題が生じています
その行動上の問題が
「どんなときに起きて」
「どんなときに起きていないか」
をよく観察し、ひきがねとなっている原因と対処法を知ることが大切です🍀
8つの脳番地の役割💪
脳には様々な役割を担う箇所がありますが、こちらの参考文献に紹介されていた8つの役割を担う脳の場所(脳番地)について解説します。
🧠 思考系 脳番地
意志が強く、判断力があり、みんなのリーダーになれる脳番地
ここに強みがあると…
・ものを考えたり判断するのが得意
・アイディアを生み出すことが得意
ここに弱みがあると…
・リーダーになるのが苦手
・マルチタスクが苦手
・誘いを断れない
・優柔不断
🧠 感情系 脳番地
人の気持ちがわかり、面倒見が良い脳番地
ここに強みがあると…
・皮膚感覚や体性感覚を処理するのが得意
・喜怒哀楽などの感情が豊か
ここに弱みがあると…
・人に流されやすい
・自分の気持ちがわからない
・相手の気持ちがわからない
・感情表現が苦手
🧠 伝達系 脳番地
人と話すことが大好きで、友達が多くなる脳番地
ここに強みがあると…
・話したり伝えたりするのが得意。
・口を動かすと運動系脳番地も強くなる。
ここに弱みがあると…
・友人関係が苦手
・会話が少ない
・会話を続けるのが苦手
・自分の考え、思いを伝えることが苦手
🧠 運動系 脳番地
スポーツ万能になる脳番地
ここに強みがあると…
・スポーツなどで身体を動かすことが得意
・手足を使って楽器を演奏することが得意
ここに弱みがあると…
・テキパキ行動するのが苦手
・体を動かすのが苦手
・よくケガする
・物事の処理速度が遅い
🧠 記憶系 脳番地
物知りになる脳番地
ここに強みがあると…
・言葉や映像を覚えるのが得意。
・過去のエピソードなどを思い出すのが得意。
ここに弱みがあると…
・忘れっぽい
・人の話を忘れる
・締め切りを守れない
・遅刻する
・ものを捨てられない
🧠 理解系 脳番地
言葉や物事を理解する脳番地
ここに強みがあると…
・整理整頓が得意
・状況の理解が早い
・テキパキ行動できる
ここに弱みがあると…
・注意力が弱い
・想像力が弱い
・作文が苦手
・言葉の裏を読み取るのが苦手
🧠 聴覚系 脳番地
音楽や言語能力が発達する脳番地
ここに強みがあると…
・話を聞くのが得意
・耳で聞いた言葉や音などの聴覚情報を処理するのが得意
ここに弱みがあると…
・聞いたことを忘れる
・聞き漏らしが多い
・長い話を聞いていられない
・音読が苦手
🧠 視覚系 脳番地
目で見て得た情報を脳に伝える脳番地
ここに強みがあると…
・観察力がある
・周りの様子がよく見える
・目で見て判断、行動するのが得意
ここに弱みがあると…
・空気が読めない
・絵を描くのが苦手
・文章の意味を読み取るのが苦手
・片付けが苦手
まとめ
周囲から見て気になる言動がよく見られる子は、いわゆる平均的な発達の子と比べて、脳の強み(凸の脳個性)と脳の弱み(凹の脳個性)の発達の差が大きいと言われています。
しかし、私たちはどうしても目立つ凹の脳個性にばかり注目しがちです💧
ぜひ一人ひとりの子の凸の脳個性に着目し、どのような関わりやサポート、環境の調整をすると、凸の脳個性を発揮することができるのか考えていきたいですね✨
繰り返しになりますが、特別支援学校教員として、以下のサイクルを通して、子どもたちの自立力が高められるようこれからも精進いたします💪🔥
凸の部分を活かせる環境に調整する
↓
評価されるチャンスを増す
↓
自己肯定感の向上
↓
凸の部分を伸ばす
↓
凹の部分を補う(軽減する)
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
いつも、記事を読んでくださり本当にありがとうございます。
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この記事を読まれた方が、
少しでも『 発達凸凹のある子の脳個性』について理解を深めていただき、少しでもお役に立てれば嬉しいです🌈
今後もできる限り有益な記事を書いていきますので、よろしくお願いします✨
【参考文献】
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