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本の中に僕はいないよ

断捨離しようと本棚の本を整理していたら、
発達障害についての本がかなりの量を占めていて驚きました。

息子の発達障害が分かった時、たくさん読んだ本たちです。

でもある時ぱたりと読むのをやめてしまいました。

たしかに発達障害の基本的な知識は必要でしたが、
書いてあることはたいてい同じ。

でも息子のまわりにいる発達障害のお子さんを見ても、
本当にみんな発達度合いや困りごとが異なっていて
まさに「スペクトラム」ってこのことだなと感じていました。

部分的には当てはまるけれど、じゃあどうすれば?と
余計に疑問や不安感が増すばかりでした。

知識だけではなかなか上手くいかないことも多かったです。

まるで「本の中に僕はいないよ」と言われているようでした。

その頃から発達障害の本を読むのはやめてしまいました。

本を読むよりも助けになったのは、

私たち親子に関わってくださる方からのアドバイス

でした。

幼稚園、学校、療育、児童発達支援、放課後等デイの先生。
私のメンターであるやすこ先生や、私の母、ママ仲間。

いつも息子のことを見てくださっている方々に都度相談して助けられ、
試行錯誤することによって出来上がった
いわば「息子の処方箋」です。

息子だけではありません。
私の子育てにおけるメンタルの安定についても心強い支えとなっています。

本の中に答えを探すよりも。

目の前にいる息子の目をしっかり見つめて手をとって、
現実と向き合いながら引き続き進んでいこうと
本棚をぼーっと眺めながら思いました。




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