26歳、余命5年
想像なんてしたことなかった。
あと少しで死ぬかもしれないなんて。
認めたくなかった。
現実から逃げ出したかった。
辛い思いして死ぬくらいなら
もう死んでしまえって
手首もズタボロにしたし何度も死のうとした。
支えてくれる人がやっと出来て、
傍で支えてくれて、
ようやくありのままの私を受け入れられたけど
時々虚しくなるし、心が沈んでゆく。
私の人生って、なんなんだろうって。
病気になって半年。
足も動かなくなった。
神様に色んなものをお返しした。
でも、人生はいつだって等価交換。
出来なくなったこともたくさんある。
でもその代わりに得たものもある。
自分の気持ちや、ときめきに
素直に従って生きること
1日1日を噛み締めて、丁寧に生きていくこと
そんな当たり前のことに気付けたのも
皮肉なことに病気になってから。
人生に正解なんて無いかもしれないけど
いつだって毎日が決断の連続。
この努力が報われた先が
本当に私が望んだ未来じゃ無かったとしても
『これがきっと正解だったね』って
笑顔で言える未来を信じていたい
きっと大丈夫。
今日もゆっくり、私らしく生きる。
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