20240127 療養メモ 双極性障害を合成薬なしで乗り切りたい・・・双極性障害との付き合い方
最初に双極性障害と診断されたのは2014年1月。
初診で5時間くらい話をした。
医師が特徴をつかんで、鬱病やパニック障害などといったモノではなく、双極性障害2型だという事を伝えてくれた。
心療内科にかかったのはその時が初めてではなかった。
2003年に抑鬱気分が激しく、不眠症になっていた。
そこで、近所の心療内科にかかったのだけど、対処療法的なお薬をもらう感じで、何も解決する感じはなかった。
おなかの調子が悪ければ整腸剤が処方され、夜眠れない感じだと言えば民財が処方され、気分が沈み込むんですといえば抑鬱剤が処方された。
しかし、あまりに何も変化がなく、ある決心をして割り切って生きることを決めたら、実はこれが認知行動療法的なことを自らやっていてそれで症状が改善するということにつながった。
自力で落ち着くことが出来たのだ。
その時には、実際のところかなりいろいろと周りに迷惑をかけたが、遠くへ転勤することも重なり、それまでのお世話になった人間関係を一度リセットすることにもなったため、気持ちの面でも幾分肩の荷を下ろす感じになった。
2014年の時は、丁寧に診察をして、なおかつ何度かリハビリに参加した後、ドクターストップがかかった。
これ以上は仕事を続けていてもよくなることはないという判断だった。
その時は3ヶ月の休養とリハビリで復職できた。
漢方を処方され、それでかなり改善したのだ。
2020年の時は、もう何もかもがむちゃくちゃな感じになっていた。
頭がこんなに回らない状態になったのは初めてだった。
何も考えられない。
身体を動かすことも出来ない。
意欲が何もわかない。
誰かが何かをしゃべっているのに注意を払うことが難しい。
テレビの音がうるさい。
などなど。
見事な再発だった。
再びドクターストップがかかった際、1度目の時とは違ってラミクタールという薬を処方したいと説明があった。
合成薬で、元々はてんかん発作を抑える薬だそうだが、これが双極性障害ととても相性が良く、双極性障害の波を小さくすることが出来るという効果がわかったことで、広く使われることになったそうだ。
というか、医師の話では、実質的に双極性障害に効く合成薬はこの薬しかないとのことだった。
しかし、これを服用するとなると、いろいろと制限が出てくる。
自転車や自動車の運転が出来ない。
これは、自分の中ではかなり受け入れがたいことでもあった。
飲み始めたら、副作用がそれなりにあるので徐々に増やしていって、効果が出るのを確認するのに最低でも2年かかるとのことだった。
つまり、2年間は車を運転できなくなる。
自分にとって車を運転することは、楽しみを一つもてなくなるということでもあり、生活をする上でも困ることだったので、どうしても避けたかった。
そこで、飲まないことにした。
何とか認知行動療法と漢方で、自分をコントロールすることが出来るようになった。
それで、2年2ヶ月とリハビリ期間は長くかかったが復職することが出来た。
問題はここからで、結局今はかなりしんどい状況に陥っている。
もし、次にドクターストップがかかるようなことになれば、ラミクタールの服用は拒否できない。
車を手放すなど、色々と出てくる。
今の不調をこれ以上悪い方向へに転がっていくようなことは避けたい。
回復のために取り組めることを丁寧に取り組むしかない。
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