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大好きな本「沼地のある森を抜けて」
最近、自宅で過ごすことが多いので自分の読書整理も始めることにしました。
第1回目は梨木香歩さんで、「沼地のある森を抜けて」です。
本題の「沼地のある森を抜けて」は、ぬか床を中心にストーリーが展開される新たな視点の作品。命のつながりや自分のルーツなどをテーマとした梨木ワールドが繰り広げられています。
家族から代々引き継いできた、ぬか床から不思議な現象が次々と起こり
その謎を解明すべく、自分に問いかけ、周囲を頼りながら行動に移す主人公。
私の読解力・想像力が足りないのかもしれないけれど、読むたびに
「あっ!そういう意味だったのか!ここと繋がっていたのか!」
と新鮮な驚きがあります。
(途中に挟まれる「シマ」の話は最初のうちは読み飛ばすと良いかも)
そして、祖母が昔つけていたぬか漬けが食べたくなります。
もしかしたら、とっても読みにくいかもしれませんが
新たな世界を感じられることは保証します。
そしてお家時間の多いいま、家族と過ごす時間の多いいま
この本を読んでぬか漬け始めませんか?