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ゆこたか雑記帖
2022年5月14日 00:08
ベルギー生まれではありますが、フランス文学を代表する作家の一人であるマルグリット・ユルスナール。彼女の代表作としてはフェミナ賞(フランスでもっとも権威ある文学賞のひとつ)を受賞した長編、ローマ皇帝ハドリアヌスがその半生を振り返る『ハドリアヌス帝の回想』と錬金術師ゼノンの生涯を描いた『黒の過程』があげられるでしょう。この短編集の原題は『Nouvelle Orientales』。つまり西洋から見た
2022年5月19日 16:47
『みみづくの夢』、『好きな背広』、『木星とシャーベット』、『桜もさよならも日本語』など、丸谷才一の評論やエッセイ集のタイトルは洒落たものが多いのですが、それらに比べればこの『女の小説』はずいぶんぶっきらぼうに見えます。しかしご安心あれ。ページを開けば、丸谷ならではの文章が他の著作と同様に楽しめる内容になっています。しかも和田誠のイラストが一つの章につき2つ、フルカラーでついているのですからたまりま