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オールドコンデジと旅に出る<熱海編>

去年も同時期に行った熱海。
今年は、オールドコンデジを連れて弾丸で行くことにした。
この時期は、早咲きのあたみ桜が満開だ。

今回のお供は、MINOLTAのDiMAGE Xt(2003年4月発売)だ。


都内から意外に近い熱海

熱海までは、新宿から新幹線を使い、乗り換えがスムーズならば1時間強だ。
新幹線を使わずに行くとしても、2時間ほど。
意外に近く、弾丸でふらっと行くにしても負担にならない。

もちろん、時間は金で買う派の自分は、迷わず新幹線を選択した。

スーツケースを持った観光客が多い
駅前にはホテルの迎えのバスが並んでいた

仲見世通り商店街

今回の目当ては、早咲きのあたみ桜、海、カモメ、そして古いレトロ建築だ。
早速、仲見世通り商店街を通って、ゆるい散歩を開始する。

午前10時半頃
まだ人通りは多くなく歩くのに不便がない
路地裏をふと見るとサザンカが咲いていた
八重咲き風の珍しい風貌
Theお土産屋さん
手前の恋みくじみたいなのは大体観光地にある
このばたーあん?という店には行列ができていた
残念ながら甘いものがダメな自分は試すことはできない
温泉といえば おまんじゅう
この緑のが気になる しかし前述通り試せない

あたみ桜を発見して寄り道

通りを抜けると、信号を渡ったところにあたみ桜が華々しく咲いており、写真を撮るために少しだけ立ち寄る。

こういうアーケードは昭和感がある
あたみ桜は1カ月ほど咲いていて
普通の桜より開花期間が長いらしい
色味は早咲きの寒緋桜や河津桜と比べて白っぽく
見た目はソメイヨシノに近い印象
開花時期が長いのは早咲きの花と
遅咲きの花が同時に枝にあるかららしい
まさに見頃で満開だ

昭和を感じる街並みを歩く

熱海の商店街は、昭和中期頃に完成し、1969年(昭和44年)には年間532万人の観光客が訪れる観光地だったようだ。
現在は一定落ち着いているが、海と山に囲まれた地形のため穏やかな気候で、冬は東京よりは気温が高いように感じる。

駅前から広がる景色は、昭和を象徴するような建物も多く、街並みにレトロさを感じる。

この熱海ミルチーズも大人気で行列ができていた
熱海は坂と階段がとにかく多い
日帰り温泉もやっているようだ
昭和レトロな外観の酒屋
ここも坂 足腰を鍛えられそうだ
そういえば静岡といえばお茶だ
山に囲まれているため階段状になっている街だ
これはもしや銅板建築なのでは?
この通りにある建物もなかなか渋い
このビルもなかなか渋い
ビルの中に旧式の冷蔵庫や
タバコで黄色くなった部屋があったらさらにアツい
坂を降りる途中で開けた場所があり
ここは街並みを一望できる絶景スポットだ

熱海銀座と糸川さくら祭り

大体、観光地の商店街には、なんちゃら銀座という名前がついている気がする。
これはなぜなのか…調べると諸説あるようだ。
ここではその説明は割愛するが、なんとなくなんちゃら銀座とつく商店街はレトロ風で良い雰囲気を醸しているところが多いと思う。

熱海銀座に向かう人たち
老舗羊羹屋で店舗完成は昭和22年後半頃
京都の宮大工が2年半かけて造った宮造りなんだとか
飲食店が並びどこも並んでいた
海鮮丼が人気のようだ
商店街から脇道に入ると喫茶店があり
「満席です」との手書き看板が入り口にかけてあった
浜町通りには興味を惹かれる建物がたくさん
まさに路地
歩いていると糸川遊歩道に出た
人だかりができていて思い思いに写真を撮っている
満開だ 人が多く1箇所でとどまるのは気が引けるので
他の場所に行くことにする
地元で評判のいい魚屋さんらしい
店先にはまだ生きている魚がたくさん
アジにイサキ?にタイ 縞々のはタカノハダイというらしい
尻尾はドット…柄と柄を合わせる奇抜なオシャレ系だ

熱海の路地

糸川遊歩道はすぐに素通りし、せっかくなので路地探検にでかけた。

こういうところの焼き鳥は絶対うまい
この通りはスナックが多い
スナックとパブとバー…
違いはなんなのか いまだにわからない
懐かしさを感じる通り
このあたりは出入り口が引き戸になっている家が多い
スナック明洞…韓国風スナックか?
なんか強そうだ
店員さんが全員スーパーマンの衣装だったら面白い
中華屋を発見
こういうところで醤油味の中華そばを食べたい
通りを渡るとさらに続く路地
National製の室外機 錆びついているがまだ現役なのだろうか
ちなみにナショナルは松下電器産業のブランド名
現在は社名もブランド名もパナソニックに統一されている
ここもなかなか年季の入った建物が立ち並んでいる
現在は倉庫として活用されている様子
屋根付きだと雨の日も便利だ
このあたりまでかつては商店街だったのかもしれない
一歩路地に入ると日本家屋を一部改築したような建物を発見
このあたりにはバラック建築が立ち並ぶ

渚小公園

路地を通って、渚小公園にたどり着いた。
ここにも数本の桜の木があり、遊んでいる親子が中心のため、桜を撮影している人はまばらだ。

糸川遊歩道での桜並木を撮りたいのであれば別だが、桜をクローズアップして撮りたいならここが人が少なくてオススメ。

多くの親子で賑わっていて 時折子どもが転けて泣いている
平和だなぁ
満開の桜 盛り盛りだ

桜の写真は、コンデジではなく、一眼レフで撮影してきたので、また別の記事で載せたいと思う。

渚デッキ ほか

公園から歩道橋を渡って海のほうに出ると、椰子の木があり、いきなり南国風になる。
渚デッキは、イタリアのナポリ港をイメージしたものらしく、これまで歩いてきた路地とは対照的な印象だ。

椰子の木があるとそれだけで南国を感じる
船が停泊しており海の雰囲気を盛り上げる
観光用らしき船もあった
海を見ながら食事する方々
海辺でトロンボーンを吹く人がいたり
ストレッチをする人がいたり自由に過ごしている
平和だなぁ(二度目)

熱海の海辺といえば、カモメだ。
このカモメたちは、人慣れしていて近づいてもある程度の距離であれば逃げない。

かなり至近距離で撮ってみたが気にする気配なし
整列している
何かのエサでカモメを集める外国人
遊覧船では餌付け体験ができるらしいのでOKなのか?
飛んできて停まろうとしたが滑るカモメ
キリッ
あくびするカモメ 結構大きく口が開く
手すりはカモメの糞で汚れまくっているので
絶対に触らないように

おまけにトンビも飛んでいたので、コンデジで撮影チャレンジ。
驚いたことに、ちゃんと撮れている!すごいぞ、DiMAGE Xt!

トンビが飛んでいてもカモメは落ち着いたものだ
意外にも強さはカモメ>カラス>トンビらしい
カラスは団体戦で戦うためトンビは勝てないようだ
カモメは水陸空すべてに対応しているため
カラスは下手に手出しできないらしい

熱海サンビーチ

渚デッキを過ぎると、浜辺に出る。

熱海といえばこの景色

東京よりは暖かいとはいえ、まだ冬だ。
それでも海に足をつけている子どもがいて、信じられない思いで二度見してしまった。

服濡れてるけど大丈夫か?
この後海の中に入っていった…
わんこですら入ることは自重している

海辺に座って眺める人も多数。
やはり海辺では、黄昏れるのが作法なのかもしれない。

わざわざ岩場へいって黄昏れる
海辺にしゃがんで黄昏れる
階段に座って…いちゃつく

この日は、晴れていたため、初島が見えた。
写真には写らなかったが、肉眼では大島もハッキリと見えて、距離的にそんな遠くないのかと思ったが、初島までは約10kmに対して、大島までは約46kmあるらしい。
かなり遠い。

奥に初島が見える

帰路につく

自分の目的は達成されたため、帰路につくことにした。

歩道橋を渡って熱海駅方面へ引き返す

歩道橋の上からの眺めもとてもいい。
ビーチを一望したいなら、ここからがオススメだ。

奥の方に観光用に造られた城である熱海城と
バブル期の栄華を極めたニューアカオが見えた
南国観光地の雰囲気
眺めがとてもいい
帰り道は幾度となく階段や坂を登った
運動不足の自分的にはかなりしんどかった
駅前の商店街にやっと着く頃には若干汗をかいてい
大人気のラーメン屋
こちらも行列ができていて少し気になった
路地を覗くとこちらにもラーメンと書かれた看板があったが
どうやら営業をしていない様子
この抜け道のようなところは
仲見世通り商店街に通じている
朝に比べてかなり人が増えて賑わっている
少しぼやっとしたが新幹線

今年も熱海を存分に楽しめたと思う。
他の観光地に比べてものすごく混んでいるわけでもなく、人が集中しているのは駅前商店街とビーチ、桜の時期は糸川遊歩道だけなので、それ以外の場所ではゆったりと過ごせる。
ゆったりとした時間を過ごすにはぴったりだ。

古い街並みや昭和の産物なども残っているので、オールドコンデジとの相性も抜群。
ぜひ晴れの日に行ってほしい。


📷MINOLTA DiMAGE Xt





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