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20241027「感性の啓き」

何かに気付いた時
ふとその隣まで待っている
一瞬思って保持して
その他まで待って
その違いを同等に保つ
それらのことを拡げ
広汎な地平を廻し
それぞれの地点で
繰り拡げられる物ごとを
類推している
どれもが零れ
どれもが去って
無常のどこかで待っている
探してあげたら
きっとそのことに
意味が付与される

どんな価値でも
相対的に晒され
遠くの風から
近くの風へと
周り回って
ここへ辿り着くのだろう
各々の生活の一部
与えられつつ渡し
零れつつ
その瞬間を得ている
誰もが通り
誰もが気付けない物ものを
ひとつ選んで
自分のものとする
手放すのはいつなのか
抱きしめるのはいつだったのか

触れるか触れないかの隙間
鍵穴の針音
然したる点もなく
流れの最中で
そこに居る
変わること
変わらないもの
連綿の変化の途中で
ふと振り向いては
手を振って
知らない所へ移動している
感性の啓き
それぞれの花
揺れる前後で
薫る空気に包まれて
少しふわりに上昇してたりする

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