20250104「星たちの明滅」
吸って吐いて
瞬いて
内在しているそのものを
いつかに現して
はじめて自分を知る
その一部は確かだが
本当ではないかもしれないし
ただの思い込みであったとしても
そんな雰囲気を掴めるのなら
それはそういうことだとしておこう
時に思い出して
また忘れ
それでいいと呟く
瞬間の連続で
息継ぎしている
なくはなく
そこはかと
現れつつ隠れている
揺れるわたしのどこかで
同調しつつ破れている
切り裂いたのは誰だったのだろう
手当てをしてくれたのは誰って
あなたしかいないって
そう思っておこう
癒しを助けてくれたのは
自然の縫合
柔らかく且つ強靭に施し
眠りつつ覚醒しては
ちらほらと星たちが
点滅している
意味がないって
後ろの誰かが呟いている
それじゃそれ以外の意味を抱え
その他で賄えば
大抵のことはこと済むだろう
あれこれを引っ張り出して
ぴったり来るしっくりした介抱で
野良を徘徊しつつ
その場凌ぎの水を飲む
枯れたのは必然
破れたのは別の萌芽
ただそこに居て
そこではない想いを巡らせ
読んでいる声を届かせ
自分を全うさせている
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださってありがとうございます!サポートいただいた分は、noteの他のクリエーターのサポートに使わせていただきます😁