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20241208「雨霰」

あめあられ
冷たい空気を温めて
点火しては安堵する
晴れたと思ったら
また曇り出し
ころころ変わって
その都度に外を見ている
聞こえて来るのは
どこかで流れていて
動き続ける時間の連鎖
繋がれた接点の先で
何が起こっているのか
その場面を見に行こう
到達することもないだろうが
それはそれでいいとする

解釈できないくらいに複雑で
その一部を見ながら
他の項目と突き合わせ
対比と同類を観察している
在りもしないことは
わかっている
それなのに必要なのは
興味と探求
展開しつつ閉ざされる
その瞬間を同時に生きている
誰もが転び
誰もが嬉しがる
悲しみも盲目も
既に在りつつ崩壊している
気づけないくらいに愛おしい

であるとしても
日常を遂行しながら
どこかで他の境地を選びながら
ふわふわと乗る雲の隙間から
光が刺すのだから
それをあなたの足元に見つけ
その先を見ていればいい
気づくかもしれないし
気づかないかもしれない
既に濡れながら
身体を巡らせ
関係性の網目を解きながら
ゆっくりとした姿勢で
まざまざとその光景を見るのだろう
次の予感を捉えつつある

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snufkinsmile
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