表題の通り、手帳が続かない。 毎年この時期になるとついワクワクして手帳を買ってしまうのだが、1月から向こう、書き進められた年は少ない。 皆、手帳に何を書いてるんだろうか。 そもそもなんで続かないのか。買った当初は、さあ毎日を丁寧に生きるんだぞ、と思う。そして、はた、と気づく。昨日も今日も明日も多分、おなじことしかしない。格別に面白いことも良いことも、そうそう起こらないのが人生である。 だからこそ、毎日自ら特別を作り出せるようになるためには、日々の暮らしのロードマップになり
今年は(も)夏が長かったので、来月で今年が終わるとか、驚愕を通り越して唖然とする。 知らんけど明日以降からさぶくなるらしいので、衣替えとかやっとかないとだけど気が進まない。そして急に寒くなって、やれヒートテックがないとかラグを引かんと冷えるとか炬燵を出せとか大騒ぎする例年通りになりそうですねという感じ。 しかし、日中と比べると夕方以降は冷えるので、煮物が登場する機会が増えた。 煮物といえば、圧力鍋である。 圧力鍋を使う前は、多くの人がそうだろうと(勝手に)思うが、恐ろし
遅咲きの金木犀が一度散り、2度目がまた咲いている。 この甘く爽やかな香りを手元に留めたいな、と思ったことは何度かある。以前一緒に働いていた人は、この時期に金木犀の花を収穫してエタノールに沈め、香水を作っていると言っていた。その話をしていた時に羽織っていたショールからも、みずみずしい金木犀の香りがしていて、素敵だな、と思った。けど、作るとなると大変やなー、で終わった。 ところが、しばらく前に、天然酵母でパンを焼いている方の本(タロー屋さん)を見て、ちょっとやってみたくなったの
昨夜は、鶏モモの唐揚げだった。 母が鶏嫌いだったため、我が家のメニューにトリカラはなかったが、この度、母が鶏を克服した(嫌いだったのを忘れた)ため、食卓に並ぶ運びとなった。 「私はチキンライスの小さな鶏もすぐわかるし、たとえ挽肉でも鶏なら絶対にわかる。食感でわかる」 と、母は言っていたが、なんでか知らんけど、ササミは食べられた。なにが違うんかわからんが、母とはそういう不可解な存在である(ちなみにケンタッキーも鶏ではないと言って食べていた)。 なので我が家ではササミに下味
私はファミコン世代で、昔からゲームには特別感がある。 今みたいにスマホで課金なしで遊べるものではないので、ソフトを買ってもらうために親にねだり倒し、ダダをこね倒し、一生のお願いで何度死んだかわからないくらいである。 しかしまあ、昔を引きずったゲーム好きなので、今の事情は全くわからない。なので、あくまでもノスタルジックな話として聞いて頂ければと思う。 少し前、ロフトで「MOTHER」のミニ展覧会があって、たまたま見つけたのだが、なんというか、走馬灯のようにゲーム体験が思
要介護5、最近の母。 高次脳機能障害を経て、もう「認知症ですねん」という感じに落ち着いてきた。 脳卒中の後遺症である高次脳機能障害も、認知症とよく似ている(もちろん、全ての人がそうではなく、ダメージを受けた場所や生活習慣病とかの要因の有無などで全然違う)。 なのであまり気にならなかったが、近頃へんなことが多いので、ああ、進んだなと感じている。 よく居眠りをしていて(傾眠というらしい)、ハッと目を覚ました時に面白いことを言う。 「…姉ちゃん(私のこと)!ぬか袋2キロ買うて
街路樹のイチョウに、もうぎんなんがなっている。 なんかいつまでも暑いので思い出しもしなかったが、あの臭いを嗅ぐと、否が応でも秋だなと実感する。(実際しばらく前まで、お茶屋さんの前でよく売ってたグリーンティの粉末を血眼になって探していた) 毎年、道端に落ちた実を皆が踏んづけてえらいことになっている。なんで避けないんだろう。自転車なのかもしれないが、場合によっては絨毯みたいに広がっていて、車道に避難して歩くこともある。 もうひとつ不思議なのは、誰も拾わんのだなということ。
なんか腰が痛いので、お医者に診てもらうことにした。 普段有り余るほど健康なのだが、今回の腰痛はなんか変だ。3日ほどたっても、いつまでも痛い。なんかズーウン…て感じ。しかも、左側だけ痛い。 こういう時、よせばいいのにすぐネットとかで調べて、やれ内臓が悪いとか、癌が出来てるとか見つけてしまうから、うわ、これ、あかんやつちゃうやろかと思ってソワソワしてしまう。 とりあえず、整形外科に行ってみたが、結論をいうと、なんでもなかった。 「ヘルニアとかでもないよ。なんか運動とか、ず
大人になると、なんだかわからんうちにひとつの季節が過ぎ去って行ってしまう。若い頃との、この時間感覚の差はなんだろう。 思うに、若い頃はしんどいので時間そのものがなんか長い。ひとつひとつの思い出にも、血が通っているような気がする。でも、そういう感想をもって昔を思い返せるなら、今しょうもなかったとしても、まあ良かったんではないかとか思う。 なんでこんなこと思ったかというと、「THE FIRST SLAM DUNK」の復活上映を見に行ったからだ。もー、めちゃくちゃ良かった。
お昼ご飯にパスタはよく食べる。あと、ビールにも合うので、働いていた時は夜ご飯でも食べていた。 なんといっても、さささっと作れるので。 なんかのレシピを調べて作るのも美味しいけど、めんどくさくなることが多いので、だいたいベースは固定化する。けれども、その時ある材料で作れるので無駄がない。 ベースは、 オイルベース クリームベース の、どっちか。 でも別に、特別な用意はせずとも作れる。パスタを茹でている間に、フライパンで作る。 オイルベースはオリーブオイルたっぷり(
実際に介護に関わってきて、生活上、とても困ったことはあまりない。 リハビリや日々のレクリエーション、介護用品にしても、ケアマネージャーを通じて専門家の助けが得られる。介護する人は働きながら、介護が必要な家族と暮らし続けることができる。これ以上、ありがたいことがあろうか。 …とは、ならない。やっぱり家族の介護は心身ともに削られる。衣食住を維持するのでいっぱいいっぱいなので、どうしても自分のことが後回しになってしまうし、気がつけば、メンタルがガタガタのカッスカスになっている
甘エビの旬はよくわからないが、年に数回、殻付きのものが安く手に入るタイミングがある。 いつもヒィヒィ言いつつ頭を取って、腹に抱いているブルーの卵もむしって、お刺身にして、ああビール美味し…となるわけだが、後に残る殻の山、山、山がもったいない。特に、新鮮なみそがたっぷり入った頭は。すすってみたが生臭い。 と、いうことで、その頭からしっかり旨みを搾り取ったパスタソースを作ってみた。とても美味しいし、冷凍保存も出来るし、甘エビラバーさん達は是非、作ってみて欲しい。 まず、海老の
今日はデイのお祭りだったらしく、母がお土産をいろいろ持って帰ってきた。 ・ヨーヨー ・ポップコーン ・謎の大きい鈴(サザエさんのタマがつけてるやつ) ・ハンケチタオル そして…綿菓子。 デイの方々のレクリエーションの工夫には本当に頭が下がる。ありがとうございます。またコロナが流行り出してるらしいし、衛生管理とか、大変そうだ。マジでありがとうございます。 さて…綿菓子。 ポップコーンはビールのつまみに美味しく頂いた。綿菓子は時間を置くと萎んでしまうし、気が進まないけど
前回の続き。母が入院・入所中の私と父の動きについて。 母が倒れた後、私はとりあえず実家に戻った。父は家事などをしないタイプなので、衣食に困るだろうと思ったからだ。母不在の上、父まで体を壊したら、私にとってはダブルパンチである。同時に、実家の引越しについても考えていた。 当時両親は古い団地の4階に住んでいた。医者の今後の見立てを鑑みても、その生活を続けることは難しい。車椅子になったとしても住める家を、母が帰って来るまでに用意しなければならない。 しかし、問題があった。 う
母が倒れてからは、まあ大変だった。 実際に介護が始まるより、その事前準備の方がある意味、大変である。なるほど、介護休業はこういう時のためにあるのか、と思ったのは数年後だった。これを読んでくださっている方々にもし家族介護の日が来てしまったなら、是非介護休業をとってほしい。気持ちがついていかない中、容赦なく現実的な問題がのしかかる。いろいろ知らないことが多いし、調べ物をしたり、手続きをしたり、動き回ったりで気力、体力が消耗する。準備期間をしっかり設ければ、あとあと楽にことが運ぶ
母の在宅介護が始まって、今年で14年目になる。 今では、私の日常は介護と切り離せない。しんどいなと思う面はもちろんあるが、まあ、やってやれないことはない、とも思う。 介護が始まった日から今日までをざっくりまとめてみよう。 14年前、私は一人暮らしをしていて、6月のある日、夜中に電話が鳴った。 夜中の電話とか、まあ、いい内容の気がしないものだか、案の定、母が風呂で倒れたとのことだった。 もともと高血圧の持病があったにも関わらず、母は医者にかかっていなかった。いつかこんな