滋賀県スマートシティのあり方研究会

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「スマート『ちょっといいまち』アイデアソン in 富山市」を開催します

「滋賀県スマートシティのあり方研究会」での取組みを踏まえて、「データ連携基盤」から自治を見出そうとするのではなく、「わたし・わたしたちの生活」を起点に自治を考え、その自治とデータとの関係について考えるフィールドワークを実施します。 コンパクトシティ政策を土台にスマートシティの構築を進めている富山市街地をフィールドにすることで、自分たちの街に置き換えてスマートシティやデータ連携基盤のあり方について考える契機とします。 このフィールドワークは、主に「滋賀県スマートシティのあり

    • 生成AIと問い(第9回定例会の振り返り)

      滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会。年末の定例会で扱ったテーマは「生成AIと問い」です。 生成AIの活用について「問い」というキーワードを切り口に、「問いのデザイン」という本を書いた安斎勇樹さんと塩瀬隆之さんの対談動画「生成AI時代に必要な「問い」のデザイン力を磨くには?」を視聴したうえで、ディスカッションを行いました。 この対談動画の元になっている本「問いのデザイン」はこちら。 インプットパートの内容を一言でまとめると、生成A

      • くらしのアナキズムとシビックテック(第8回定例会の振り返り)

        滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会。前々回から「コモンズ」「自治とデータ」というテーマを扱ってきましたが、今回は「シビックテック」という言葉とこれまでのテーマとを、あるキーワードを触媒にシンクロさせてみることで、「自律的で創造的な」スマートシティとはいかなるものかについて、考えてみることにしました。 ここでテーマにしたキーワードが「アナキズム」というものです。参考図書として、松村圭一郎氏の著書「くらしのアナキズム」を取り上げました。

        • 自治とデータ(第7回定例会の振り返り)

          滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会。7回目となる今回の定例会でフォーカスしたのは「自治とデータ」というテーマです。 未来の可能性を地域が見せる今回のテーマを扱うにあたり、岡山県西粟倉村へ1泊2日の取材を行ってきました。 西粟倉村は土地の約93%が森林という、人口1400人弱の小さな村です。ここでは人口減少の波を踏まえて動き出した持続可能な村づくり「百年の森林(もり)構想」を推進すべく、村の自然環境や地域資源を生かしたマーケティング

          コモンズと自治(第6回定例会の振り返り)

          滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会。定例会の開催も6回目となりました。 今回取り上げるテーマは「コモンズ」です。参考図書にしたのは、ミシマ社から出版された、平川克美氏の「共有地をつくる: わたしの「実践私有批判」」という本です。 近年「コモンズ」という言葉が再注目を集めています。「コモンズ」とは共有財・共有地と訳され、日本における原型は「入会地」と言われています。 この研究会において、コモンズという言葉で注目したいのは、身近な仲

          コモンズと自治(第6回定例会の振り返り)

          データ連携の基本的な考え方(第5回定例会のまとめと振り返り)

          滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会、第5回となる定例会はこれまでと雰囲気を変えて、「データ連携」というテーマを取り上げることになりました。 このテーマを取り上げた背景は、この研究会のスピンオフ企画としてスタートした「夏のFIWARE道場(滋賀)」にあります。これは「FIWARE」というデータ連携基盤を実際に触ってみて、データ連携とはいかなるものかを体験してみる、研究会有志のハンズオンセッションです。 スマートシティのあり方を考える

          データ連携の基本的な考え方(第5回定例会のまとめと振り返り)

          わたしたちのウェルビーイング(第4回定例会の振り返り)

          滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会、第4回は「ウェルビーイング」をテーマに取り上げました。参考図書にしたのは、ビー・エヌ・エヌ新社から出版された「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために--その思想、実践、技術」という本です。 ウェルビーイング(Wellbeing)とは、心身と社会的な健康を意味する概念です。「予防医学だけでなく精神的・社会的な健康に対する促進も重要である」というこの考えは今に始まったものではなく、1946年の

          わたしたちのウェルビーイング(第4回定例会の振り返り)

          自治体のパーパスとは?(第3回定例会の振り返り)

          滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会、いよいよ今回から企業の方々も加わり、本格的なテーマでの取組みが始まりました。一般参加についてはまだ告知は行っておらず招待制としていますが、少しずつこのnoteを通じてオープンにしていくつもりですので、ぜひフォローしていただけたらと思います。 今回は「パーパス」というテーマで、参加者の皆さんとディスカッションをしました。参考図書にしたのは、ニューズピックス社から出版された「パーパス 「意義化」する経

          自治体のパーパスとは?(第3回定例会の振り返り)

          デジタル化の「しくじり」あるあるを語り合おう(第2回定例会の振り返り)

          このnoteでは、2023年4月から、滋賀県内自治体の情報政策・DX推進関連部署の職員有志が中心となって立ち上げた「滋賀県スマートシティのあり方研究会」の取組みについて、主に毎月実施する定例会で参加者が書いた振り返りメモを中心に、情報発信します。 これまでの失敗から「あるある」を見つけ出す4月から始まったこの研究会、第2回まではアイスブレイキング期間として、自治体職員限定での意見交換を行っています。 今回はある参加市職員からの提案で、自身が取り組んだデジタル化に関する失敗

          デジタル化の「しくじり」あるあるを語り合おう(第2回定例会の振り返り)

          滋賀県スマートシティのあり方研究会を立ち上げました&第1回定例会の振り返り

          このnoteでは、2023年4月から、滋賀県内自治体の情報政策・DX推進関連部署の職員有志が中心となって立ち上げた「滋賀県スマートシティのあり方研究会」の取組みについて、主に毎月実施する定例会で参加者が書いた振り返りメモを中心に、情報発信します。 滋賀県スマートシティのあり方研究会とは?この研究会の発端は、昨年度、滋賀県内自治体の情報政策・DX推進関連部署の職員有志で行っていた、各市町の施策に関する情報交換会での会話です。 政府から自治体に「デジタル田園都市国家構想」に基

          滋賀県スマートシティのあり方研究会を立ち上げました&第1回定例会の振り返り