滋賀県内の自治体や企業らが集まり、スマートシティのあり方を一緒に考える研究会。年末の定例会で扱ったテーマは「生成AIと問い」です。
生成AIの活用について「問い」というキーワードを切り口に、「問いのデザイン」という本を書いた安斎勇樹さんと塩瀬隆之さんの対談動画「生成AI時代に必要な「問い」のデザイン力を磨くには?」を視聴したうえで、ディスカッションを行いました。
この対談動画の元になっている本「問いのデザイン」はこちら。
インプットパートの内容を一言でまとめると、生成AIそのものの活用は問いの立てかたが重要になるが、生成AIによる社会インパクト(アタリマエの変化)によって問いそのものが変わりうる、というものでした。このことを踏まえて、以下参加者の振り返りを共有します。
自身の判断基準を持ったうえで、AIと向き合う
まず、「生成AIそのものの活用は問いの立てかたが重要になる」ということに対する振り返りです。
無駄を楽しむ
次に「生成AIによる社会インパクト(アタリマエの変化)によって問いそのものが変わりうる」ということに対する振り返りです。
まずは使ってみる
「AIが普及しても職業そのものは簡単には無くならない」といいますが、それでもAIを活用している企業と活用できていない企業とで、社会適応力上の差は大きくなるのだろうと思います。何かしら問いを立てたうえで、まずはこうして普及した生成AIを使ってみるということが、AIと向き合う最初の一歩なのだろうと思います。
テクノロジーから入っていくディスカッションは、己の土台にあるものを持っておかないとフワフワするので、やはり短期的な目線では「問い」を、長期的な目線ではビジョンやパーパスのようなものを持っておかないと、色んな物事に振り回されてしまいそうだなということを再確認した時間でした。