大好きな本屋散歩、それは「希望」と「絶望」の時間。
「あぁ、私って何も分かっていないんだ」
とある日。
私は大好きな丸善・丸の内本店の一画にいた。
そして、絶望していた。
私の聖地
丸善・丸の内本店が大好きだ。
SE時代、日本橋勤務だったので「丸善・日本橋店」にもよく通っていた。
神田とか新宿辺りにも大きな書店は沢山ある。
だけど私は、どこの書店よりもこの丸の内本店が好き。
東京駅のすぐ隣、本屋散歩に疲れたら併設されたカフェで一休みすると目の前に新幹線や在来線が走っている。
この、ちょっとしたワクワク感が堪らない。
今は生活圏内ではないので頻繁に来られないけど、それでも自分に充電が必要な時に定期的に訪れている。
希望が溢れている
丸善に通うようになったのは、20代の頃だった。
当時はまだ実家暮らしで、実家周辺には小さな書店しかなかったのでとてもワクワクした。
自分の仕事に関係のある資格教本コーナーを見ていると、チラチラと「秘書検定」とか「保育士」とか、本業に関係ない本まで目に入ってきてあれこれ立ち読みして、買って帰った事もあった気がする。
浅はかだと思うけど、帯に「これ1冊でOK」等と書かれていると、「自分は何にでもなれる!!」と思えてきてすごく楽しかった。
仕事だけではなく、恋愛の本、生き方の本、アートの本。
時間が許す限り全ての棚を眺めて歩いていた。
子供の頃に慣れ親しんだ少女漫画から、医学生や現役の医師が読むような医学書まで置いてある。
私が医学書のコーナーにいたら、すれ違う人は医師だと思うかもしれない。
そんな下らない妄想をしていた(笑)
あらゆる世界を疑似大検できる。
それが大型書店の最大の魅力なのだ。
何も知らないという絶望
でも、分かってしまった。
40代、共働き、二児の母となった今。
「何かになる」という事が、どんどん難しくなってきている。
例えば、昨日の記事にも書いた「理念経営2.0」の著者が書いたこちらの本を立ち読みしてみた。
この中で著者は、軽井沢へ教育移住した話を書かれていた。
都心の中学受験戦争から抜け出し、子育てに最適な環境で過ごす事ができて幸せ…と言う様な話だった。
等とブレーキがかかってしまう。
新刊コーナーに並んでいたこちらの本も、「24時間をデザインする」というめちゃくちゃ興味深い内容だった。
だけど、こんな風に考えてしまう。
でも、ある意味で「選択肢が限られている」という方が、自分にとっては迷い過ぎる事もなく丁度良いのかもしれない。
そんな風に気を取り直して、また散歩を再開する。
するとこんな本が目に入ってきた。
「トランプ政権が始まったらどんな世界になるか?」
この雑誌でも大々的に特集されていたし、YouTubeを見ていてもリハックで後藤さんと石丸さんが「トランプさんになったら…」みたいな会話をしていた。
でも、私には「トランプさんになったらこうなりそうだ」みたいな世界が全然思い描けない。
今はnoteに頻繁に政治の事を書いている気がするけど、つい2~3年前までは1㎜も関心がなかったのだ。
私がこの雑誌の中で唯一身近?に感じられた話題は「小田原駅前のタワマンが即完売した」という特集だった(笑)
この雑誌のすぐ近くには、こんな本もあった。
あぁ、そうそうこういう本が私には必要なのだ。
まだSEだった時代に、何故か夫と2人で「日経新聞の読み方セミナー」に参加した事がある(自宅ポストにチラシが入っていた)
その時に「自動車産業は裾野が広いから新聞で大々的に扱われている」という事を聞いて、何も知らなかった私は目からウロコだった(笑)
経済指標なんて知らなくても。
世界情勢を知らなくても。
政治の仕組みを知らなくても。
生きていけている。
そんな難しい事よりも、時短レシピとか便利家電の情報の方が役に立つ。
だけど…!
めちゃくちゃ幼い感覚だと思うけど。
知りたい事が沢山ある。
触れてみたい世界がまだまだある。
その「想い」を忘れない様にしよう。
全てを知る事はできないだろうけど、一歩でも近づけるように。
**「昨日読んだ本」コーナー**
オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。
<次男に読み聞かせ>
おへそを通して、胎児の頃にどうやって栄養を摂っていたか?とか色々学べる優れた絵本。
おへその下には筋肉がないらしい!!
<2人に読み聞かせした本>
頼まれたので読みましたが、コマの小さな漫画でめちゃくちゃ読みづらかった💦
途中で挫折。今日も続きを読む予定。
今日も有難うございました!