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「私達の時間は奪われている」を認識すれば、逆に集中できるのかもしれない。

「街頭演説をしても歩行者がスマホばかり見て、全然こちらを見てくれない。こんな悩みはありませんか?そこで…!」

とある日。
石丸伸二さんがゲスト出演した「選挙ドットコム」というYouTube番組をイヤホンで聞きながら家事をしていた。

手が離せなかったので、番組が終了後も「流しっぱなし」にしていたらこんな広告?が耳に入ってきた。

どうやら、政治家志望・候補者向けのネット広告のCMだった。


時間が奪われていく


確かにみんなスマホを見ている。
バスの中でも、電車の中でも、ちょっとした待ち時間も、社内会議の時にも…(笑)

何かアプリをDLする度に「プッシュ通知の許可」を問われる。

親を始め、比較的高齢の方はこの「プッシュ通知」が分からず何でも許可するのでやたらとスマホに「通知」が入ってくる。

UNIQLOの店舗に入れば、アプリから通知が来る。
(位置情報で検知)
SNSの通知。
LINEの通知。
唐突に写真アプリから「あの頃」と題した懐かしい日付のアルバムを見ませんか?と提案型の通知が来る事もある。

通知が来なくても、気温を調べたくてスマホを開けば「つい」Xを見たり、ニュースを見たり、「スマホ内パトロール」をしてしまう事もある。

私は今年に入ってから、アプリの使用時間制限を設定したので「ついスマホ」の時間がかなり減った。

気になるニュースがあった時。
noteで読みたい記事が多すぎる時(笑)

この「利用制限」を度々破る事がある。

だけど「破る瞬間」に、心の中で自分に理由を説明している。

利用制限を破っても〇〇を読む必要がある(読みたい)ので、今日は〇〇分延長する。

そう説明するだけで納得感が出るし、一呼吸置く事で「諦める」という選択もできる。

この生活を続けてみて、私はこの本に書かれていた事を思い出した。

私たちの時間は奪われてる。色んなことに時間を奪われていながら、そのことに無自覚でいる。あっちからも、こっちからも、色んなことに意識が向けられて、振り回されてる。だから、私たちは時間を取り戻さなきゃいけない。

著書より

つくづくその通りだと思う。

昔は自宅の押し入れから「わざわざ取り出す」という行為をしなければ見る事ができなかった「数年前の写真」を、スマホで手軽に見る事ができる。

遠く離れた旧友の「キャラ弁投稿」が勝手にタイムラインに流れてくる。

1分あれば、日経電子版の記事が1本位読める。
3分あれば、エッセイ1回分位読める。
10分あれば、ビジネス書1章位読める。

「本当に見たいモノ」に集中する為には、「時間を奪われている」事に意識を向けなければいけない。

街の広告が減っている


電車やバスの車内広告が明らかに減ってきている。
昔はズラーっと壁が埋め尽くされるほど広告が掲示されていたけど、最近はスカスカになってきた。

昔、週刊誌の中吊り広告を作っている人がテレビのインタビューでこんな事を語っていた。

満員電車ではすし詰めで見る物がなくて暇なので、その人達の目を引く広告を作っている。

だけど今となっては殆どの人がスマホを見ている。

街中の看板も「掲載広告募集中」という文字だけが書かれている場所もある。

同じ空間にいても、みんな見ているものが違う。

目立つ場所に。
大きく。
派手に。

そんな「町の風景」と化していた広告が減ってきた結果。
広告事業もネットが優勢となった。

テレビCMも昔ほど力を入れられなくなった。
だからテレビの製作費が下がり、「つまらない番組」が増えた。

雑誌の広告掲載も減り、廃刊と言うニュースが目出すようになった。

あらゆる場所に溢れていた「広告」がスマホに集中するようになった。

これはチャンスである


街中の広告が減り、余計な情報が入り辛くなった。
つまらないテレビが増えて、テレビを見る機会が減った。

そしてスマホの中は広告だらけになった。
通知により、人々の注意を四六時中引いてくるようになった。

あれ?
これってチャンスではないだろうか?

スマホと意識的に距離を取る。

これさえできれば、むしろ私達の時間は増えるのではないだろうか?


私は毎日YouTubeで朝ヨガ・ピラティスをするので、プレミアムに加入している。
その為、YouTubeを見ていて「CM」に遭遇する事がない。

あらゆる通知をOFFにして、アプリの利用制限もしている。

毎日開くnoteも、広告がない。
(素晴らしい!!)

スマホを開く回数を少しでも減らす為に、タスク管理も細分化して紙とスマホのリマインダーを使い分ける事にした。


スマホを全く見ない事はできない。
疲れた時に「なんとなくスマホ」という時間が欲しくなる事もある。

だけど、「いま、時間を奪われている」という意識を持つ事。
自分が「何に時間を使いたいか?」を毎日問う事で、時間を作るチャンスは沢山ある。

街中から看板が消え、見渡しが良くなる日もそう遠くないかもしれない。
これはやっぱりチャンスなのだ。

<あとがき>
年末に「懐かしのTVCM」を特集した番組で、次男が「ポリンキー」のCMに大ウケしてすっかりハマってしまい、その後も何度かYouTubeで見ていました(笑)
昔のCMって名作が多かったですよね(しみじみ)

**「昨日読んだ本」コーナー**



オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。

<読み聞かせした本>

<長男>

<次男>

日本テレビの「はじめてのおつかい」は、この絵本を読んで企画を思いついたそうです。
家の中の様子や、街の様子が「昭和感」漂っていて懐かしい(笑)

<長男が読み聞かせしてくれた本>

急に「何か読んであげる~!何が良い?」と言われたので、私が選びました。
素敵な本です。


今日も有難うございました。

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なんでもやってみる母
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