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14連休明けの仕事について考えていたら、「理想の家庭像」が浮かんできた。
信じられない。
世の中が「奇跡の9連休」と大喜びしている最中。
私は、「社会人らしからぬ14連休」を取っていた。
実に半月も休んでしまった。
最初の5日間を沖縄で過ごし、沖縄から戻る日の空港で
「あぁ、みんな今日から9連休なんだ…って、私もじゃん!!」と不思議な気持ちになった。
14連休も取ったらどんな心境になるのかを、せっかくなのでお伝えしてみたい。
仕事がチラつく5日間
冬休み初日に沖縄へ旅立った。
そうは言っても、世の中も私の職場も最後の1週間として社会がバリバリ動いていた。
たまに開くnoteで沢山の人が「今年の振り返り」「来年の抱負」「noteまとめ」等を投稿している中、12月にも関わらず海に入ってキャーキャー言ってる自分との温度差を感じる(笑)
会社からも「お知らせ」程度の業務連絡が2~3回届いた。
年内最後のミーティングの日、職場の大掃除の日。
「あぁ、今頃やってるんだなぁ」と、沖縄で遊びながらも会社の事を思い出したりした。
4連泊したホテルは、12月26日頃から明らかに混雑レベルが上がった。
後半には、沖縄県内から訪れたという小学生とも出会った。
観光地だと思っていた沖縄県にも、勿論「そこで暮らす人」がいる。
親になってから、旅先でも小学校を見つけると校庭の大きさや校舎の造りが気になったり、ネットで在校生の数を調べてしまう(笑)
空白の3日間
28日の夜に沖縄から帰ってきた。
毎回の事だけど、羽田→那覇便よりも那覇→羽田便の方が機体も大きいし混雑する。
飛行機の中で周りを見渡して、「この中には沖縄へ旅に行った人もいれば、沖縄から東京へ旅に行く人もいるんだよな。どっちの方が多いのだろう?」と考えたりした。
実は「奇跡の14連休」のうち、予定が決まっていたのは沖縄5日間と年明けの実家訪問位だった。
飛行機の中で「年明けまでの3日間は何をしよう?とりあえず掃除しなきゃ…」とボンヤリ考えていた。
普段なら「3連休」があれば、張り切って予定を入れてしまう。
もし土・日・月の3連休なのに、習い事も出かける予定もなかったら何となく寂しい気がする。
でも、14連休の中の3連休なんて大した話ではない。
その3日間の後に、まだ約1週間休みがあるじゃないか!
そんな事もあって、29日は「目一杯眠る&沖縄の片づけ」で終わる。
30、31日は引きこもって家の片づけと大掃除をした。
この3日間のお陰で、10年以上移動したかった本棚をベストな場所に動かせた事は大収穫だった。
正直、こんなに満たされた気持ちになった連休は初めてである。
家族以外の人に会うのが久しぶり
今年は2日に夫の実家で宴会をして、そのまま宿泊。
そして3日は私の実家で宴会をして、子供だけ宿泊した。
夫の実家は、集まる親族が全員酒豪なので宴会が長い。
昼の12時頃から始まり17時過ぎまで座りっぱなしで飲んでいる。
私はお酒が飲めないので、こんなに長く座っているのは時間が勿体ない気がして昔はこの日が苦手だった。
だけど今年は「あれ?もう17時??」と思う位あっという間に夜になった。
それは、次男より1歳下の女の子がいる義理の妹夫婦と沖縄の話をしたり、冬に行きたい旅行先の話をしたり、就学について、ランドセルについて…等話が尽きなかったからだ。
子供の年が近い事は勿論だけど、よく考えたら冬休みに入ってから1週間以上「家族以外の人」と雑談をする機会が殆どなかった。
ホテルやアクティビティスタッフと会話をする事はあっても「知ってる人」と話す事が久しぶりだったのだ。
普段は人と話すと疲れを感じる事もあるけど、この日は純粋に楽しかった。
それは「エネルギー切れ」を起こしていなかったからだと思う。
普通の土日
4日の朝は「子供のいない朝」を迎えた。
「やっとゆっくりできる…」と思ったら、何故かそんな日に限って夫が早起きしてきた。
夫は「やりたい事」が特にないタイプなので、起床したところでウロウロ歩いたり、寝転がってTVを見たり、文字通り「ダラダラ」と過ごしていた。
私は「夫が12時位まで寝ていてくれたら、1人で考え事ができるのになぁ…」と若干恨めしい気分だった(笑)
そう「振り返りnote」とか「今年の抱負」とか、私もやりたかった…(笑)
ちょうど沖縄最終日だった日から1週間。
「いよいよ連休明けが迫ってきた…」そう思いながら開いたXで「普通の土日」がトレンド入りしていた。
そうか、まさに「普通の土日」だ。
まだ2日あるじゃないか!!
何だかんだで午前中は細々した家の事務作業を片付け、午後は買い物をしつつ子供達をお迎えに行った。
年明け4日目とは言え、まだセール中である。
少しウキウキした気分で、駅前の巨大なショッピングモールへ向かった。
ところがショッピングモールは驚く程の大混雑だった。
14時近いと言うのにレストランは「1時間待ち」の大行列。
エレベーターも1回では乗り切れない程、乗車待ちしている人が多かった。どのお店も人で溢れかえり、人とぶつかる事も沢山あった。
この14連休中、最も「混雑」を感じた数時間。
私の不快指数はマックスだった。
30分もしないうちに「来なければ良かった」「一刻も早く帰りたい」と感じていた(笑)
満員電車はもっと混雑している。
常に人とぶつかっている。
この不快感はとんでもないと思う。
こんな不快感を味わった後に、仕事が8時間も待っているなんて…。
現代人の悲壮感の理由は、ここにある気がする。
仕事が憂鬱なのは当たり前
連休最終日の昨日。
夜にXを開いたら、testosteroneさんのこんな投稿が目に飛び込んできた。
連休最終日なのが悲しいですか?もし答えがイエスならあなたは仕事を嫌々やってる証拠。一刻も早く熱中できてやりがいがある仕事を探すべき。仕事が楽しければ人生は輝くぞ。俺?そりゃ年末年始中ずっとウズウズしてたよ。仕事がない日常ってこんなにも素晴らしいものなのかと!明日会社行きたくない!…
— Testosterone (@badassceo) January 5, 2025
私は、最初の3行を読んで「あぁ、やっぱり違う道を考えるべきなのかな…」と思った。
だけど、ふと考えた。
「仕事が憂鬱って当たり前じゃない?」と。
どんな仕事であれ、一応「その道のプロ」として働いている。
事務職でも、営業職でも、研究職でも、警備でも、掃除でも。
「期待通りの仕事」「決められた仕事」を行う事でお金を貰っている。
会社の代表として電話対応をしているのに「誰からの電話だったか忘れました」なんて言ったら怒られる(いや、呆れられる?)。
取引先と面談の約束をしているのに「気が進まないので、今日はキャンセルさせて下さい」なんて言ったら取引停止だ。
何よりも他人と一緒に仕事をする以上、それだけで緊張感もある。
家なら「ちょっと疲れちゃったのでスーパーの総菜で良い?」って言える。買うべきものを買い忘れても「ごっめーん!」で許される←そうでもない日もあるけど(笑)
家とは緊張感が違うのだから、仕事の憂鬱は「仕事そのもの」が嫌と言うよりは「仕事の緊張感が嫌」「緊張するよりリラックスしたい」という気持ちの表れな様な気がする。
そういう意味では、今日から家族全員がそれぞれ「外の世界」へ久しぶりに行く。
私と夫は仕事へ。
長男は学童(明日から学校)へ。
次男は保育園へ。
冬休み前に、久しぶりに長男を学童へ迎えに行ったら「上履きを持ち帰るかどうか」で私に対してグズグズ騒いだ。
その様子を見て「いつもはもっと大人っぽいのに、珍しいわね」と学童のスタッフに驚かれた。
正直、家で見る長男はいつもグズグズしている。
2歳下の弟と喧嘩して涙を流している。
ゲームに負ければ、面倒な位メソメソしている。
だけど学童という外の世界では「大人っぽい」のだ。
そういえば、小学校でも先生から「重いモノを運んでくれる」と言われた。
保育園の先生からも「学年で一番いい子」と言われた。
そう「外の世界」では、きっと頑張っているのだ。
だから、家庭は「リラックスできる場所」でありたい。
ただ「楽しいだけの場所」にできたら、どんなに素晴らしいだろう。
でも、私自身にも「外の世界」がある。
昔の「良いお母さん像」みたいに、誰の手も借りずに家事をこなして、子供達がどんなにワガママを言っても「はいはい」ってニコニコ対応したいけれど。
外の世界で気張って、家の中で「良いお母さん」をするってシンドイ。
だからこそ「面倒なアレコレ」を皆で分け合って、一日の終わりには家族でゲームをして笑い合いたい。
14連休明けの仕事は、超憂鬱だけど。
一緒に仕事をしてくれる仲間がいる事に感謝しよう。
そして、今夜も家族で楽しく過ごせるように頑張ろう。
因みに、流石に1週間を過ぎた頃から「仕事をしてる自分」が妙に遠く感じられた。
今日会社に行っても、何をするのか思い出せないかもしれない(笑)
<あとがき>
「デンマークそもそもラジオ」という番組で聞きましたが、北欧では1ヵ月位夏休みを取るのが当たり前で、夏休み明けの北欧は「さぁ仕事するぞー!」という活気に満ち溢れているそうです。
残念ながら私の14連休では、まだその境地に至りませんでした(笑)
でも、お正月に人と久しぶりにお喋りするのが楽しかったので、間違いなく「孤独な時間」が長いと人恋しくなるのだと思います。
いつの日か、「1ヵ月休暇」とかやってみたいなぁ(笑)
因みに今日の見出し画像は、沖縄の万座毛の夕日です。
**「昨日読んだ本」コーナー**
オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。
<次男>
年末に借りた本(笑)
絵が凄く可愛かった!!
<長男>
雪の結晶の美しさを世界に広めたベントレーの伝記絵本。
好きな事に没頭する事の大切さを感じられました。
めちゃくちゃ懐かしい!!
長男は「ぴかっと」がお気に入りだそうです。
<読み聞かせした絵本>
ネコのいじらしさが終始可愛い!!
去年の仕事はじめ(笑)
今日も有難うございました!
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