![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109122797/rectangle_large_type_2_175b10389ac06855f0d974386a89a050.png?width=1200)
「答えがない時代の新しい子育て」感想ー学びの入口は「ご褒美」でも良い
おはようございます。
6歳と4歳のおサルさん(男子)を育てるワーママです。
先日、松丸亮吾さんの「答えがない時代の新しい子育て」をお勧めする記事を書きました。
この本は「教育界の10人」と松丸さんの対談本です。
今日はその中から、私自身が勇気づけられた部分をご紹介したいと思います。
本を1ページ読んだら1円
第2章に登場した宝槻泰伸さん。
私はこの本で知りましたが、探求学舎という塾を経営されているそうです。
検索してみたら、noteもありました。
宝槻さんはお父様が「読書は教育のプラスになる」と考え、子供が読書にはまる仕掛けとして「本を1ページ読んだら1円あげる」というルールにしたそうです。
しかもどんな本でも、漫画でもOK!
このルールがモチベーションになって本を沢山読んだそうですが、やがて「読書そのものに喜びを見いだすようになって、このルールは自然消滅した」そうです。
「楽しくない」をどうやったら「楽しい」に変えられるか
宝槻さんはこの経験を「外発的動機付けから内発的動機付けに移った」と仰っていました。
読書も勉強も「入口」は何でも良くて
やってみようかな→ やったらできるようになる→ できるから楽しい!
に変化したら子供が内発的動機に変わっていくかもしれない。
ここが、私がこの本の中で一番心がラクになった部分でした。
長男にも、次男にも
「このプリントが終わったら日曜日に〇〇公園(遠く)へ行けるよ」と遊びで釣ってみたり
シールをあげてみたり、最近ではお小遣いのポイントに勉強を入れたりしています。(※お小遣いの件は、後日書きたいと思います)
つまり「外発的動機付け」です。
「勉強する動機がモノやお金になる事」は
「なんとなく正しくない」様な気がしてモヤモヤしていましたが
量をこなすうちに分かるようになり、分かれば楽しくなる
は間違いないと、最近長男を見ていて感じます。
「分かれば楽しい」を実感したばかり
長男は年長の12月からRISU算数をスタートしました。
小学校受験の勉強で、図形や四則演算の概念を学んできた長男にとって、RISUキッズは勿論、RISU算数(小学生向け)も、最初のステージは楽勝でした。
特に図形が得意で、開始1か月程で「3年生の図形」まで終わってしまいました。
一方で四則演算に関しては「ひっ算」がスタートすると途端に苦戦するようになりました。
小学校入学の前後は「最低1日1シート(1~5問)はやる」というノルマをこなすだけ状態になっていましたが
4月の中旬に、仲の良いお友達に刺激されて長男自ら「1日5シート(5~25問)やる事にする!」という目標を掲げました。
長男は、四則演算の中でも「引き算のひっ算」が苦手で、「1日5シート」は大変でした。
取り組んでいる途中に「分からない!」とグズグズし始めて、いつまでも進まない日もあり、朝からグズグズされて親もグッタリな日々が続きました。
そこでRISUからご褒美をもらうためのポイントを記録してみたり
今のペースでポイントを貯めたら、いつ長男が狙っているiPhoneに辿り着くのか?を夫がExcelで計算して見せたりしました。
そうして何とか「釣り」を続けていくうちに、3桁の引き算辺りから徐々にやり方を理解し始めて回答スピードが上がっていきました。
やはり「分かれば楽しい」ようで、「まだやりたい!」と言って、1日に10シートやる日も出てきました。
今月に入ってから「4桁の引き算」が始まりどうなる事かと思いましたが、計算方法は3桁までと何も変わらないのであっという間にステージクリアしてしまいました。
学習時間も1日40分位から10分位に減りました。
「山を越える経験」ができたのかな?と思います。
大切な事は「対話」
少し本と逸れてしまいましたが💦
対談の最後に宝槻さんから「親へのアドバイス」として、こう書かれていました。
子供が自分の好きな事の話をしている時に、興味を持って聞いてあげて、一番のファンになる。
子供はハッピーになるし、モチベーションも上がる。
子供の話を聞いた時に、「凄い!」「それで?」みたいにリアクション芸人になるぐらいの感覚でいいと思います。
(一部省略)
この「対話」が大切という話
工藤勇一先生も、芦屋市長の髙島崚輔さんも、よく話されている事なんですよね。
長男は何かを見ても「感想を言語化」するのは苦手な様ですが、自ら積み木やマグフォーマーで作った町については口数多く色々お話ししてくれます。
こういう時に「うんうん!」だけで十分ですが
長男の思考が整理されるような質問ができるように、私も鍛えたいと思います。
本の中でヒットするポイントは十人十色
宝槻さんの対談の中では他にも色々な事が語られていましたが、それは是非手に取って読んでみて頂きたいです。
本の中では別のキーワードの方が大きく取り上げられています。
それでも私は「外発的動機づけ」が一番印象的でした。
別の本を読めば「勉強のモチベーションがお金になるのは良くない」とハッキリ書いてある。
過去に、その主張の本を読んだ事もあります。
だけど我が家は「量をこなす→分かるようになる→楽しい」という経験値があるので、この道を信じていこうと思います。
この本の中にはまだまだ多くの発見があったので、またご紹介していきたいと思います。
今日もありがとうございました!
いいなと思ったら応援しよう!
![なんでもやってみる母](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137094334/profile_f83aafc79b2680e5cc1cedc065dc0d64.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)