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水辺八首



幼な子は珠玉のごとし 隅田川テラスを歩く日々のルーティン



屋形船乗る人よりも遊歩道歩く人が良い水面みなも近ければ



すれ違う人に懐かしき面影を徒労と知りてただ探してる



わびしさに寄り添い響く水の音 ボラが三度跳ぶ命の限りに



定位置の手すりに憩うアオサギの首すくませる 我が目ぢからで



歩み止め覗く川面は黒々と鏡のように映している虚無


歩くほどに空っぽになる 視界の果て旅客機浮かぶ這うがごとくに


夕暮れに染まる遊歩道 涼やかに淋しさ誘う異国の言葉



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