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しんきろう
2023年9月24日 11:11
「ねえ、ママ。お話しして?」布団のなかで、娘が言った。「えっと、それじゃあ……積み木の国の王子様は旅に出ました。積み木の国に、バスを誘致するため、シエーバス王国に向かったのです」「ねえ、ゆうち、ってなあに?」「うーん、来てください、ってことだよ」「どうして、来てほしいの?」「積み木の国にはバスが来ないから、遠くまで移動できなくて、とても不便だったんだよ。昔からね」「むかしっ
2023年9月23日 02:22
秋ですね。短いこの季節が、もしかしたら季節の中でいちばん好きかもしれません。物静かで、あっという間で。 あわててたくさんのことをしようとしない方が良さそうですが、心はもうウズウズしています。美味しいもの食べたいし、読みたい本もたくさんある。でも、やっぱりいちばんなのは、書くことなんだと思います。 しばらく書いていない詩や小説を、できればこの秋に、ひとつでも満足のゆくかたちで出来上がらせる
小川千紗 Chisa Ogawa
2023年9月9日 06:29
ときどき海の夢を見る。青くてしずかな海。とぷん、と行くときもある。゜゜。泳ぎたいな、と思って、水につかった。水はやわらかくて、水泡がゆらゆらとのぼっていって、魚のようになって泳いだ。水のなかにいると、お腹のなかにいたころとか、生まれるまえのこととか、魚だったことをうっかり憶い出しそうになる。存在の深いところで相手を呼んでしまう歌。私も一介の水泡だと思う。水のなかは、夢のな
ten
2023年9月9日 07:47
泡のように ふわりと浮かんで 消えてゆくそんな日々でも
2023年9月15日 19:00
文通は幽かな花か 香りするふみが行き交う こころとこころ
2023年9月9日 19:16
ふわふわと漂うように過ごしてる 君のことばを読み返しては