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【中間管理職カルテ】質問力の差で人の力量が判断される!①

最高のコミュニケーション力とは

どのビジネス書を読んでも一番大事ものは聞く力、つまり「傾聴力」だと断言している。確かにその通りである。人の話を聞けない人は、大抵は話の本質を理解できないままでいるか、人間として魅力を感じないことが多い。


でも、傾聴力を伸ばすだけでは何か物足りない気がする。
一体何が足りないんだろう。。。


時々TVで政治家や有名人に対して、新聞や雑誌の記者たちがインタビューしている場面を目にします。何気なく聞いていると、ただ怒らせるだけの記者がいる一方で、一際目立つ記者のそん時に気づく。話の本質を上手く突き、背後に潜む「真意を答えさせてしまう」のである。この違いは何なんだろう?あなたはそんなことを考えたことはありませんか?


長い間なんとなくモヤモヤしていた疑問は、ある書籍と出会ったことで解決しました。それが「質問力」(著者:齋藤 孝)と言う最高の本なのです。




本書を読んだときに私の疑問は全て解決しました。最高のコミュニケーションとは「傾聴力」「質問力」があってはじめて成立するのである。しかも、質問力にはレベルがあると言う。なるほど、TVで観ていたインタビューの場面、その回答に大きな差が生じるのは、インタビューする側の「質問力」の差なのである。


更にこの「質問力」は生まれ持った感性やセンスではなく、個人の努力で簡単に身につくと言う。そうであれば学習しておいた方が絶対に良い。


先ずはインタビュー場面を参考にしながら「良い質問」「悪い質問」の違いを考え、どうしたら良い質問が出せるのかをじっくり考えてみましょう。


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「良い質問」と「悪い質問」

インタビュー場面を思い起こしてください。「悪い質問」ってどのような質問なのか? インタビューされた政治家や有名人が「憤慨」したり「あっさり」すぎる回答しか引き出せていない場面です。


あっさりした回答しか引き出せないときの質問ってどう思いますか。大抵の場合は「抽象的」な質問であったり「些末(さまつ)」な質問であったします。また、抽象的な質問しかできなければ、回答する側もそれなりの回答しかしません。つまり「質問者のレベルに応じて引き出せる回答が変わる」と言うことです。


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では、「良い質問」とはどんな質問でしょうか?


上の図のように「具体的」「本質的」な質問です。質問をする場合、図に照らし合わせて自分の用意している質問がどこに当てはまるのか検証すれば良いのです。「些末」「抽象的」な質問でないことを確認します。


<良い質問例>
✅ 討論での痛快な比喩表現は事前に準備されていたのですか?
✅ ホームランを打った球種はカーブでしたが、なぜ球種を狙えたのですか?


<悪い質問>
✅ あなたにとって「愛」ってなんですか?(抽象的すぎる)
✅ どんなラーメンが好みですか?(場面によっては些末で抽象的)


また「あなたの関心」「相手の関心」を掛け合わせて検討する方法もあります。自分が興味あって聞きたい質問、相手が話したくない質問を仕分けすることです。このバランスは「こどもの質問」を想像すれば分かりやすいです。


「このロボットって何からできてるか知ってる?」(興味ない)
「何人とお付き合いしてきましたか?」(話したくない)


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もう一つあります。


「過去の経験」「現在の文脈」です。つまり、相手の専門外の質問をしても意味がない。例えば試合後のプロ野球選手に「もしもジャニーズだったら」と質問しても意味がないと言うことです。


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相手に「聞くべき質問」であり「今聞くべき質問」かどうかです。🌱



「良い質問」をするためのまとめ


✅ 具体的で本質的な質問
✅ 自分の関心X相手の関心
✅ 過去の経験に基づき、現在の文脈にあっている



質問をする前に上記をフィルターを通してみる。「悪い質問」を省き合致した質問を投げることで、相手から良質な回答を得ることができる。そうなるとあなたは周囲から一目置かれます。


良好なもミュニケーションを育むためには「傾聴力」以外に「質問力」を伴っていなければならない。「質問力」のない方は逆に周囲からの評価もそれほど高くないのです。


是非この機に「質問力」を磨いてください。✨



最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
今後も良質な記事の掲載を目指して参りますので、引き続きご支援、何卒よろしくお願い申し上げます。😄



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