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新月下旅舟
2024年4月19日 06:50
詩『ひきこもり(呼吸)』息を吸う、息を吐く肺をふくらます、お腹をふくらます意識すると、ぎこちない生きるため、呼吸するなのにいい加減、ほったらかしていたあたりまえは、無いのにさ恋をして、旅もしてみんな働いて、未来にゆめを見るバリリ破いて、捨てた過去熱が出る、咳をするそして気づくんだ、命のそのもろさぎゅっと握る、この奇跡息を吸う、息を吐く鏡にゃあさましく、ブザマな
2024年4月16日 08:17
詩『わく』僕らはいつも枠のなかルールという枠のなかまるで九点の問題みたい勝手に手足を縛ってるみんなと違う、そのことに若い頃は、恐れてたみんなと違う、ことこそが自分の魅力、だったんだ僕らはいつも枠のなか人の目という枠のなかそれでもひょいと出てみれば新たな世界があるだけさ
2024年4月10日 04:04
詩『最後の欲求』人が最後に欲しがるものは?行き着くのは富と名声かなぁ私なら人気が欲しいあいつは金だね名声も欲しがりそう最後に残る欲望はきっと食欲だわパンよ日本人ならおむすびとか元気なら肉だと思うけど最後の最後は水よ!ウイスキーかもよ俺はお酒に一票最後って夢じゃないかしら現実的に病気なら麻酔薬だったりして思い出よ面影よ親や家族よ
2024年4月2日 06:25
詩『夕暮れ』栞を抜く最後のページを閉じて本を置くゴトバタンスー子供らが次の本を探していると人影が笑いかけその手を押さえて首をふる「もう、ないよ」人生はとつぜん続きを止められる夕暮れだ夕焼け小焼け…を歌ってみたらむかしは希望があふれてた今は悲しいサヨナラだそして星がふえるたびわたしのさんぽが長くなる
2024年4月1日 07:28
詩『宇宙』部屋の電気を消したならそこは宇宙の切れ端だ宇宙遊泳さながらに酔ってただようチリとなる酸素ボンベの友も捨て酒の残りが死ぬ時間からだ半分ぶった斬るそんな別れが泣きじゃくる部屋のテレビをつけたならそこは地球の異星人無重力かとおもうほどギモン持たない流木だ死ねば夜空の星になるブラックホールの墓へゆくわが身おんぼろロボットでごみのベッドで月を見るきみに会