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宮城のクロムツと北海道のニシンで幸せ晩酌

 暦の上では三連休だが、私の職場は2日の土曜日も出勤日だった。
 それでも、月曜日にもう一日休みがあるのはありがたい。
 日曜日は、前日に開催予定だった日本シリーズ第6戦が雨天順延によりこの日の開催となった。ならばとこの日は午前中のうちに食材のまとめ買いを済ませて早めに晩酌の支度。テレビでの野球観戦を楽しみながらの晩酌となった。

2024.11.3の晩酌風景

 北海道産のニシンの塩焼き
 宮城県産のクロムツと青森県産のゴボウの煮物
 青森県産の長芋のバター焼き
 宮城県産の小松菜の胡麻ドレッシングがけ

 この日、近所のヨークベニマルでは北海道産のニシンが安くなっていた。ニシンの塩焼きは夫も私も大好物なのですぐに買い物かごへ。
 そして、もう一種類。

 「クロムツだって。知ってる?」

 夫が見つけたのは、クロムツという魚だった。

 「アカムツはよく見るけど、クロムツは初めて見た。ノドグロとは違うの?」
 「違うみたいだねぇ。あ、スズキの仲間だって。」
 「スズキか!じゃあ焼いても煮ても美味しそうだね。」

 夫婦でネット検索してみると、このクロムツ、本来はなかなかの高級魚のようである。刺身が美味しいようだが、店頭にあったのは体長15センチほどの小ぶりなもの。刺身でいただくのは難しそうである。けれど、ネットの評判では塩焼きも煮付も美味しいようである。
 今回は、ごぼうと一緒に煮付にしてみた。
 まずは、ごぼうを先に煮る。洗って5センチ程の長さに切り、さらに縦にも切ったごぼうを鍋に入れ、水と料理酒を加えて火にかける。沸騰したところで火を中火にし、砂糖(三温糖)大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ3を順に加えて煮込むこと5分。
 そして、クロムツ。ごぼうが少し柔らかくなったところで、頭とワタを取り切れ目を入れたクロムツを鍋に加える。
 クロムツを入れたら火を弱めて落し蓋をして、煮込むこと10分。
 

クロムツとゴボウの煮物

 「美味ぇ~!」
 「美味しいね~!」

 夫婦で大感激。小ぶりながら肉厚でふわっふわの身は淡泊で上品な味わい。ヒレの部分以外には小骨も無く、中骨からの身離れも良く食べやすいのもまた嬉しい。

 しっかりと塩を振ってから焼いたニシンもまた美味しい。春が旬のニシンをこの時期にも美味しく味わえるというのもありがたい。

 青森県産の長芋は、皮を剥いて輪切りにしてから全体に片栗粉をまぶしフライパンでカリッと焼き上げ、仕上げにバターをひとかけら。皿に盛りつけてからかつお節と麺つゆをかけていただく。これがまた、美味い。

 北海道と東北の魚と野菜に合わせ、まずは東北ホップのサッポロビールで乾杯。

この後日本酒に行くので、ビールは二人でひと缶です

 夫が勝ってきてくれたのは、「2024年限定醸造 サッポロ生ビール黒ラベル 摘みたて東北ホップ100%」。いつもの黒ラベルも美味しいけれど、毎年この時期だけの東北ホップの黒ラベルはホップの香りが豊かで特別な美味しさ。
 長芋ステーキとの相性抜群。


 そして、魚とともに、日本酒を。

浦霞と一ノ蔵がタッグを組んで醸したお酒
「純米吟醸酒 うららとくらら」
スッキリとした味わいが魚の塩焼きに最高
こちらは一ノ蔵さんのお酒
「一ノ蔵山廃仕込 特別純米酒」
お米の旨味たっぷりの味わい 煮魚との相性抜群


 この日も幸せな晩酌のひと時を過ごした。


 テレビ観戦していた日本シリーズは11-2で横浜DeNAベイスターズが勝利。リーグ3位からの下克上を果たし日本一に輝いた。
 良い試合だった。
 シリーズMVPは、先日のnoteでも触れた桑原将志外野手。5試合連続打点は日本シリーズ新記録だという。守備での素晴らしいプレーも含め、納得のMVP。
 三浦監督のインタビューも、素晴らしかった。


 さぁ、来年はあの舞台に我がファイターズが立てるように、また応援しよう。
 野球は、楽しい。




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