
脳がリラックスすると、ネガティブな思考をしてしまう?
寝る前になるとグルグル余計なことを考えてしまう。
解決出来ない問題
過去をやり直したいって思う後悔
人に言われた言葉
考えたって解決出来ないし、忘れたいし乗り越えたいのに、
急な瞬間に思い出す。
それはいつも、自分が気持ちよくリラックスしている時・・・
本当に嫌になる。
寝る前に思考の渦に飲み込まれて、眠気がどこかへ行ってしまうのはよくある事。
何とかなりませんか?
リラックスすると、思考がよく回る

「頭がリラックスするタイミング」とは、日中に忙しく働いていた脳が、外部からの刺激が減り、活動量が低下し始める瞬間のことを指します。このタイミングでは、普段気づかない思考や感情が浮かび上がりやすくなります。それを詳しく解説しますね。
脳の働きの変化とリラックスの仕組み
脳は一日中さまざまな情報を処理していますが、特に以下の2つの状態の間で変化が起こります。
1. 日中の「覚醒状態」
日中は、仕事や勉強、人との会話など、外部の刺激に反応するために脳がフル稼働しています。このとき、脳は以下のように機能しています:
前頭前野が活発に働く
論理的思考、問題解決、意思決定を担う領域が活性化。ストレスホルモン(コルチゾール)が分泌
注意力や集中力を高めるため、体が「戦闘モード」に近い状態になります。
2. 夜の「リラックス状態」
寝る前になると、外部の刺激が少なくなり、脳の活動が次第に落ち着いてきます。このとき:
副交感神経が優位になる
リラックスや休息を促進する神経系が働き、体もリラックス。脳波が変化する
活動時に見られる速い「ベータ波」から、リラックス時に現れるゆっくりした「アルファ波」や「シータ波」に移行。内面に目が向く
外部からの刺激が減ると、自然と内面(思考や感情)に意識が向きます。これが考え事を引き起こしやすくなる理由の一つです。
なぜリラックスすると考え事が増えるのか?
1. 未処理の思考が浮かび上がる
日中は目の前の仕事や用事に追われ、感情や思考を十分に処理できていないことがあります。夜になると、未処理のまま放置された不安や心配事が浮上しやすくなります。
2. 自動思考の活性化
脳が静かになると、いわゆる「自動思考」が始まります。これは意識的にコントロールできない思考の流れで、特にネガティブな方向に傾きやすいと言われています。
3. 自分の内面と向き合う時間
静かになると、普段意識していない感情や価値観、過去の出来事について思いを巡らせやすくなります。これは自然なプロセスですが、深く考えすぎると堂々巡りに陥ることがあります。
リラックス時に考え事を抑える方法
1. 思考を「意図的に」切り替える
頭をリラックスさせるのは大事ですが、考え事が湧き出る場合は意図的に注意を別の対象に向けることが効果的です。例えば、呼吸に集中したり、好きな音楽を聞いたりすると良いでしょう。
2. 思考を外部に出す
頭の中で堂々巡りをしてしまう場合、紙やノートに書き出してみるのも有効です。これは「考えるべきことを紙に預ける」感覚を与え、脳を軽くする効果があります。
3. リラックスを誘導する環境作り
寝る前の環境を整えることで、リラックスはしつつも余計な思考を減らすことができます。例えば:
照明を暗めにする。
スマホやPCの画面を見るのを控える。
温かいお茶やアロマを活用する。
ポイント
「頭がリラックスするタイミング」は心の声に気づく大切な時間でもあります。ただし、その時間を有効に活用するためには、思考に引っ張られず、穏やかな心で過ごす工夫が必要です。どうしても考えが止まらない場合は、習慣を少しずつ変えてみると良いでしょう。
いいなと思ったら応援しよう!
