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【蒸留日記vol.44】北海道限定?謎ピンクラベンダーのPerennial Pinkを蒸留!
実は実は。
ウチにはまだピンクラベンダーがおります。
総計4品種かな?
ミスキャサリン(UK)とココナッツアイス(NZ)と高橋ピンク(小樽)と、、、
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Perennial Pink!!
なんか正しい品種名わからんし、フラワーカードにそう書いてあるからとりあえずそう呼んでいるだけってやつです。
読みはペレンニアルピンク、と。。。
なので遺伝的な品種情報はまったくの謎!!!
コレが植えられた経緯というのが、実は2年前に実践したハーフ地植えのコモンラベンダー代表として選定し、3株植えた経緯があります。
地面に直植えして8号・9号・10号の鉢でどれが一番旺盛に育つかなー?という試験をやったんですよ。根っこの広がる範囲で成長度合いって変わるのかなー?的な。
加えてコモンラベンダーであることと、謎のピンク品種はどんな育ち方をするんだろうかー?という動機ですね、ハイ。
●Perennial Pinkラベンダーのプロフィール!
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それがまったくわかんないんです。
めっちゃ情報を探ってみると旭川の農園さんが作ってるっぽいような……
3年観察して分かっていることの現状は、
①ピンク品種であること
②園芸種のわりに大きく育ち、中型ラベンダーであること
③葉っぱが厚め
というあたりでしょうか。
まさかミスキャサリンじゃねぇだろうなぁ?とか睨んだりもしたんですが、ミスキャサリンはもっと大柄に大胆に育つ性質があるのでどうやら違う。
Perennial Pinkはミスキャサリンに比べて、わりと控えめな感じで育っていきます。
●いざ蒸留してみる!!
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さて場所は早朝のわがラベンダー研究園。
一昨年昨年までハーフ地植えエリアだったところはすっかりブロック花壇のエリアに置きかわりつつありますねー!
旺盛に育ったPerennial Pinkちゃんとグロッソくんはその場所に残してありますが、今回の主役である謎ピンクラベンダーことPerennial Pinkラベンダーはピンク色のOで囲ったところに位置してます。
まわりと比べてみると、朝日に照らされてラベンダーの中でも白さ・ピンクさが際立っているのがわかるかと思います。
3株おります。
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前回記事にした英国ピンク品種のミスキャサリンと同じく可憐な桃色の花を咲かせているのがわかると思います。
(ぜひぜひ前回記事と読み比べて見てくださいナ)
しかしさほど大柄にはならず、せいぜい20~40cmってところです。
そして茎意外と太め、葉っぱ厚めというソレっぽい特徴をもっています。
いや、植える場所や土の配合が調整されてるとまた育ち方も変わってくるんでしょうが。。。
今回は出勤前の早朝作業だったので、花穂と葉茎に分けることなく、そのまま蒸留しちゃいます!
●蒸留結果は…!?
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葉茎を含めたPerennial Pinkラベンダーの素材重量は、ギリ500gに届かず488gでした!
あ、脇にあるのはオカムラサキ ホワイト(L. angustifolia 'Okamurasaki White')です。
彼はまだ数が少なすぎるのでオイルにすることなくポプリにしちゃおうかと思ってます!
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抽出結果でっす!
驚く事に、ミスキャサリンと同じくまたもや透明に近い色合いの精油が抽出されました。
ピンクラベンダーってみんな精油が無色透明なの?
ヘタすると園芸品種ってオイル含んでる量ってめちゃ少ないのかなぁーとかも思ってたんですが、そんなことはなくちゃんと抽出されるようでした!
香りの伸び・特徴・アロマノートについては、、、今度比べてみます!笑
抽出率については、オイル抽出量1.8mL÷素材重量488g×100で…
歩留まり[ 0.368% ]でした!
多分葉っぱと太めの茎が足を引っ張ったんだな…
●総評!!
大きな発見としては、またもピンクラベンダーのオイルの色が透明であったこと!!!!
色が黄色味付かないとうことは、紫色の一般的なラベンダーから得られるオリーブ色のついたオイルとは物質構成が違うという事。
なので何か特殊な代謝回路を持っているんでしょうね。。。
エフゲニーマエダ氏はそう睨んでいます。
次はちゃんと花だけで抽出率を調べられると良いなーと思ってます!
ではでは!
地味にウチにいる来歴不明のピンク品種Perennial Pinkラベンダーの蒸留回でした〜〜〜
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