今日の短歌

前を走る　車のナンバー　マイバースデイ

　　何かいいこと　　ありそうな朝

　
田舎は車社会である。大人の必須アイテムと言っても過言ではない。都会の人には想像つかないだろうが、就職する時にはまず車を買う。免許は学生のうちにとっておく。これ常識なのである。
長男が結婚する時、お相手が大阪の出身で、両家顔合わせの席で向こうのお母さんに聞かれた。「車はひとつの家に一台でっか？」
「いいえ、大人1人に一台ずつです。」
「へっ？」
その時のお母さんのびっくりした顔が忘れられない。

私も車に乗って毎朝通勤している。
毎朝たくさんの車を見る。車にはそれぞれナンバーが付いている。
皆さんはこの車のナンバーというものをどのように認識しているだろうか？

私のオットは理系で数字に強い。彼は車のナンバーを見ると、前の二桁と後ろの二桁を足し算するらしい。引き算することもあるらしい。全部足すこともあるらしい。だから彼は人の車のナンバーをよく覚えている。
私にはそれが信じられない。
私が今の車を買った時、ディーラーの人が「このナンバーは縁起のいいナンバーです。」と嬉しそうに言った。なんでも全部足すと25になるナンバーは統計上縁起が良いらしい。
まあ「4444」とかよりは良いのかもしれないが、4とてバスケではキャプテンナンバーである。「しあわせ」とも読める。
文系人間の私には、足していくつになる数字よりも語呂合わせのほうがわかりやすい。（昔、歴史の年号は全て語呂合わせで覚えた）
ということで、全く自分の車のナンバーさえあやふやな私が、今朝見つけたのは、前を走る車のナンバー。私の誕生日であった。

嬉しかった。