ずよずよ

短歌が好きです。

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最近の記事

今日の短歌〜三谷幸喜の「オデッサ」観てきました〜

 舞台とはナマの闘い       1時間45分の喋りっぱなし  惚れ惚れと聞き入ってしまう       3人の3つの言語の響き美し 三谷幸喜脚本の「オデッサ」の舞台を大阪まで観にいってきた。 出演は、柿澤勇人、宮澤エマ、迫田孝也。 「鎌倉殿の13人」にも出演していた3人。それだけでもウキウキなのに、その3人が、英語と鹿児島弁と標準語の3つ?の言語で喋りまくるって、考えただけでもワクワクしてくるではないか。 当日まで体調を整え、雪で電車が止まらないことを祈り、早朝からサンダ

    • 今日の短歌〜なくしたもの〜

      洗濯機の後ろに落ちた物たちの       ヒソヒソ話が聞こえそうな夜 「あっ」 と思った時はもう遅かった。 歯みがきチューブのキャップは洗面台から転げ落ちて、隣にある洗濯機の向こう側に転がっていった。 ああ、また落としてしまった。 我が家の洗濯機は洗面台と風呂場の間にすっぽりと収まっている。洗面台と洗濯機の隙間は4センチくらい。洗濯機は台のようなものの上に乗っており、その台は端がお皿のようになっているので落ちたものを引き寄せることも出来ない。洗濯機は重く、しかも排水パイプ

      • 今日の短歌〜雪の降る夜〜

        しんとして雪の降る夜はふるさとの       遠い海鳴り耳底に響く 幹線道路の側に住んでいるので、毎日車の音がうるさい。だが、その車の音が聞こえない時がある。それは雪の降る夜である。 雪国なので冬には何回も雪が降る。雪が道路に積もってタイヤが地面に付かなくなり、雪の上を走るようになると(しかもべちゃ雪はダメでしっかりしまった雪ならば)車の音がほとんどしなくなる。外はしんとして、雪が降り続いている。 この状況下。 耳の奥底のほうで、昔ふるさとで聴いていた海鳴りの音が聞こ

        • 今日の短歌〜もうすぐ春〜

          美容院の洗髪シュワシュワ温き湯に        冬が溶けゆく今日は立春 今日は美容院に行ってきた。 美容院で洗髪してもらうのが大好きである。この歳になると誰かにタッチしてもらうということがほぼ無い。夫は良き隣人となり、よしよしと頭を撫でてくれる人もなく、息子にハグしようとしても気味悪がられるだけである。 だから美容院でひと月半に一度髪を洗ってもらえるのは至福の時なのである。 シャンプーを泡立てて地肌をマッサージしてもらうと頭皮に溜まったコリがほぐれてゆく。シャワーで泡を流

          モンブランについて〜今日の短歌〜

          「モンブラン」が「白き山」だと知ってから モンブランはモン・ブランとなる モンブランお好きですか? そう聞かれたら、ほとんどの人がケーキの「モンブラン」を思い浮かべるのではないだろうか。マロンクリームがこれでもかと積まれたモンブラン。それに「和栗の」などが付いたらお値段もお味も跳ね上がる。ああ、モンブラン食べたい! しかし、である。モンブランはもともと山の名前なのである。 私がまだ若かりし頃、新婚旅行でスイスに行った。その見学コースにモンブランが入っていた。全くなんの

          モンブランについて〜今日の短歌〜

          今日の短歌

          前を走る 車のナンバー マイバースデイ   何かいいこと  ありそうな朝   田舎は車社会である。大人の必須アイテムと言っても過言ではない。都会の人には想像つかないだろうが、就職する時にはまず車を買う。免許は学生のうちにとっておく。これ常識なのである。 長男が結婚する時、お相手が大阪の出身で、両家顔合わせの席で向こうのお母さんに聞かれた。「車はひとつの家に一台でっか?」 「いいえ、大人1人に一台ずつです。」 「へっ?」 その時のお母さんのびっくりした顔が忘れられない。

          今日の短歌

          スズメの学校?

          スズメ、がいたのである。 スズメ、といっても戸締りをして日本を救ってくれたあのスズメちゃんではなく、 鳥のスズメである。 最近スズメが減ってきていると以前何かの記事で読んだ。確かに家の周りでもスズメの姿はあまり見かけない。 ところが、である。 スズメがいたのだ。しかも大量に! 日本海側では珍しい晴れた日の午後、職場の廊下の窓から見える隣の家の庭の柿の木に(「の」が多い!)スズメが鈴なりに止まっていたのである。 スズメだ、とはわかったけれど、なんだかちょっと自分の知ってるスズ

          スズメの学校?

          2024 今日の短歌

          私って こんな顔だっけ?と思う こと増えてゆく冬の鏡 「お肌の曲がり角」は聞いたことがあるけれど、「お顔の曲がり角」というのはあるのだろうか?  この冬は特になんだか顔の劣化が進んだ気がする。私の顔ってこんなだった?と思う回数が増えている。皮膚のたるみとか、目の下のクマとか、笑っていないと下がりっぱなしの口角とか。  そのうち段々とこの顔にも慣れて、人は老いていくのかな。いきなりばあさんになる人はいないもんな。  芸能人の歳をとってもピンと張った頬を見るたびに、「あれ絶対に

          2024 今日の短歌

          なぜこんなことになってしまった?…私の朝ごはん(続き)

          長らくお待たせしましたー!(待ってた人いるのか?) 前回に続き、私の朝ごはんである。 朝ごはんに、ダイエットに効くもの、便秘に効くもの、冷え症に効くもの、を加えていった結果、メニューが「お味噌汁、納豆、生姜紅茶、リンゴ酢お湯割り、プルーン」になったところまで前回書いた。そしてあまりに腹がタプタプになるので、泣く泣くリンゴ酢お湯割りを朝食メンバーから外したことも書いた。 さて、その後である。 前にも書いたが私は胃弱ですぐに胃が痛くなる。ある時夫が、「これ胃にいいんだって」と

          なぜこんなことになってしまった?…私の朝ごはん(続き)

          なぜこんなことになってしまった?…私の朝ごはん

          「普通の朝ごはん」ってどんなものだろう? 昔から朝が苦手だった。 宵っぱりの朝寝坊で朝はいつもギリギリだったから、朝ごはんをモリモリ食べる時間もなく、そもそも食欲もなかった。 でもそんな私が必ず口にしていたものがある。お味噌汁だ。具は何でも良い。とにかく朝はお味噌汁さえあればオールオッケーなのだった。 今でも私の朝ごはんに味噌汁は欠かせない。味噌汁は絶対外せない朝ごはんのレギュラーなのだ。でもここで味噌汁讃歌を書くつもりはない。 問題は、朝食のほかのメンバーだ。 学

          なぜこんなことになってしまった?…私の朝ごはん

          #推し短歌 サザン45周年ライブ

            茅ヶ崎野球場でのサザン45周年ライブに行ってきた。サザンがデビューしたころ、私は片田舎に住む(今も別の田舎に住んでるが)高校1年生だった。あれから45年・・・45年!! ピカピカの女子高生だった私は、どこから見ても立派なおばさんを過ぎ、今やばあさんの入口の60歳となってしまった。改めてこんなにも長い間日本のトップに居続けるサザンてスゴイと思う。 45年間、私の人生にはいつもサザンの歌があった。そんなサザンへの推し短歌。 軽やかに鍵盤叩く原坊のイントロきらめく「希望の轍」

          #推し短歌 サザン45周年ライブ