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在野のグッドほとけ-自分だけの仏像を見つける旅

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国宝や重要文化財ではないが、心に残った仏像を紹介するマガジン。現代の仏像が多め。みなさんが「自分だけの仏像」を見つけるお役に立てれば最高です。
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在野のグッドほとけ#3 名古屋-新四国八十八ヵ所巡り

在野のグッドほとけ#3 名古屋-新四国八十八ヵ所巡り

名古屋・覚王山駅の北に日泰寺というお寺がある。タイ語が色々なところに書かれた珍しいお寺で、国内の寺院では面白い立ち位置で存在している。ただ今回はその周辺で昔から行われている(ちょっとカオスな)「覚王山新四国八十八カ所霊場巡り」を取り上げたい。

覚王山新四国八十八カ所霊場巡りとは新四国八十八ヵ所巡りは、日泰寺の参拝者を増やすために明治頃に始められた。四国の八十八ヵ所巡りに見立てた札所(お堂)を日泰

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在野のグッドほとけ#2 鳥取県倉吉市 三佛寺投入堂の仏像

在野のグッドほとけ#2 鳥取県倉吉市 三佛寺投入堂の仏像

重要文化財などに指定されている昔の仏像ではなくあまり注目されていなけれども、味わい深く最高な現代の仏像を紹介する企画。第二回は鳥取県倉吉市で出会ったホトケたちを紹介します。

三佛寺(輪光院)・十二支地蔵国宝・投入堂で有名な三仏寺の境内寺院である輪光院におかれた12体の地蔵菩薩。それぞれが干支を表していて、なんとも面白い。赤子のようにふくよかなお顔で、それぞれの動物と接しているのだが、仲が良さそう

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在野のグッドほとけ#1 般若寺、上海、赤山禅院、修善寺

在野のグッドほとけ#1 般若寺、上海、赤山禅院、修善寺

国宝や重要文化財ではないけれど、なんとなく心に残った仏像を紹介する在野のグッドほとけ(ざいやのぐっどほとけ)という記事を書いてみようかな、と思って早半年。ようやく記事に出来るくらいのほとけ写真が集まった。そもそも仏像にはまったのは高校の日本史の先生がいかに薬師寺の日光菩薩・月光菩薩の腰がエロいか熱弁しているのを聞いてからだが、そこから数えると10年以上たっていることになる。

高校でに仏像沼にはま

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