「足」の状態が全身に影響??
前投稿で、
私たちの「足」には【ニュートラルポジション】
と呼ばれる正しい足の骨格構造の状態が存在することを
書かせていただきました。
今回はこのニュートラルポジションが崩れることでの
全身に与える影響について
足の骨格の崩れ方は様々ありますが、
私たちに多くみられる症状として、
足部の過回内(かかいない)が挙げられます。
「土踏まずが潰れる状態、扁平」がイメージしやすいかと思います。
このように扁平状態となると、
①脛骨と腓骨が内旋
(膝から下、スネの骨)
↓
②大腿骨が内旋
(太ももの骨)
↓
③股関節を形成する大腿骨骨頭が後方転移
(③④でっちり体系になるイメージ)
↓
④これに連動して骨盤が前傾
↓
⑤骨盤が前傾することで腰椎が前弯
(腰が反ってしまう)
↓
⑥腰椎前弯による椎間の変形を危惧
椎間板ヘルニア・すべり症・脊柱管狭窄症などを誘発
↓
⑦腰椎前弯は背中上部を後弯させ、
上部頚椎にも影響を与える
(いわゆる「猫背」)
↓
⑧猫背になると、
体の軸から前方にずれてしまった頭蓋骨を支えるために、
僧帽筋などが緊張し肩こりや頭痛などを引き起こす
(PCやスマホで目を凝らしてみる時の姿勢)
↓
⑨顎関節への影響も懸念される
(あごの状態が悪い人って意外と多い)
と、このように足の骨格構造の崩れは、
上へ、上へと頭まで連動していくことが分かっています。
足の骨格構造の崩れは体に大きく影響を与える因子、
「足」と「体」には密接な関係があります。
上記、引き起こされる症状は一例で、
他の症状についても足元が原因の可能性もあるということを
頭に置いておく必要があります。
症状の表れている箇所のみに注目して施術するのではなく、
もっと俯瞰した眼を持って、
原因を探していくことが非常に重要であると
施術をさせていただく立場として強く思うことです。
カラダって複雑で難しく面白い。
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