見出し画像

自己開示って難しい!『心理的安全性』を高めるために

今日は『心理的安全性』を高めるために重要な自己開示について書きたいと思います。

『心理的安全性』とは

「心理的安全性」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。
https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000230/

熱心なマネージャーだと、喉から手が出るほど欲しい状態じゃないかなと思います。私自身、マネージャー時代はずっと「心理的安全性」が確保されている状態を作ろうとしていました。
しかし、最後まで私のチームは「心理的安全性」が低いままでした・・。


『心理的安全性』が低くなる原因

心理的安全性が低くなる原因として、以下の4つの不安があるそうです。

(1)無知だと思われる不安
質問や確認をしたくても「こんなことも知らないのかと思われないか」と不安になり、その結果、気になることがあっても質問しづらくなってしまいます。

(2)無能だと思われる不安
ミスや失敗した時に「仕事ができないと思われるのでは」と不安になり、自分の失敗や弱点を認めなかったり、ミスを報告しなかったりするようになります。

(3)邪魔をしていると思われる不安
自分が発言することで「話の邪魔をしていると思われないか」不安になり、提案や発言をしなくなっていきます。

(4)ネガティブだと思われる不安
改善を提案したくても「他の人の意見を批判していると否定的に捉えられるのでは」と不安になり、現状の批判をしなくなったり、意見があっても言わなくなったりします。
https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000230/



私の失敗 : 自己開示不足

正直、私のチームメンバーはこの4つの不安をすべて感じていたと思います。それはおそらく、チームの中に『自分が自分として存在していい』と感じられる状態を作れていなかったからだと私は思っています。

それはなぜか?

私が考えるに、マネージャーである私が常に何を考えていて、メンバーをどのように見ているのか、が分からなかったからだと思います。

私は自己開示がとても苦手です。感情の起伏が少ないため、今までの人生でも「何を考えているか分からない」とよく言われてきました。その特徴がチームで悪い方に作用して、メンバーの「心理的安全性」を下げていたのだと思います。


今ならどう自己開示するか

今なら、自分の感情に焦点を当てて自己開示すると思います。なぜなら、「私がどう思っているか」が伝わらないと、安全性を感じないと思うからです。

・〜〜大学を出ている

・趣味はゴルフだ

・ラーメンが好きだ

・子どもがいる

なんていう情報が分かっても、全く開示にならないと思います。今ならもっと以下のような内容を伝えます。

・一所懸命に仕事に打ち込んでいる人が好きで、その人の助けになりたいと思う。自分の仕事中でも、そんな人からの相談が来ると嬉しい。

・定時後は家の子どもが気になって、少しせっかちになっちゃうかもしれない。

・仕事を通じて地元の活性化に貢献していきたいと思っている。さらにチームメンバーにも、仕事を通じて各々のやりたい事を実現してほしいと思っている。

いくつか出してみましたが、感情に焦点を当てて開示してみると「私」のことがもっと身近に感じられたと思います。

もしもう一度チームビルディングをする機会があれば、「私」を起点にして、メンバーそれぞれの自己開示を促し、『自分が自分として存在していい』と感じられる状態を積極的に作ると思います。

現在は転職してもうマネージャーでは無いですが、チームの一員として、上記のような自己開示をしっかり行って行こうと思います。

心理的安全性の確保に向けて、リーダーシップを発揮できるのはマネージャーだけではありません。メンバーのリーダーシップ発揮はマネージャーにとって、とても嬉しいものだと身を持って感じていますので、積極的に発揮していきたいと思います。

本日は以上でーす。
しょーじん

【合わせて読みたい】


#最近の学び #私の仕事 #転職 #マネジメント #人材育成 #組織 #ダイバーシティ #組織開発 #組織論 #マネージャー #多様化 #チーム #チームビルド #チームビルディング #心理的安全性  #自己開示 #不安 #リーダーシップ
#毎日note  #note #note毎日更新 #34  #34日目


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?