初めて精神科に行った、発達障害だった。②~ASDに向いている職業・働き方まとめ~
以前、精神科で診療を受けたことを記事にしました。今回はその続き。「発達障害であることが判明した。そのうえで、どう身を振っていくか」という視点で記事を書きます。
1、発達障害とは?
一言で「発達障害」といってもその中身は様々です。
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)、チック症、吃音などが含まれます。また、同じ発達障害でもその症状には個人差があり、日常生活に大きな支障が出ていなくても本人が困難を感じているケースが多々あるようです。
自閉スペクトラム症(ASD)
注意欠如・多動症(ADHD)
学習障害(LD)
チック症
吃音
<参考>
2、向いている職業や働き方、働く環境
・ASDの方に向いているのは、「毎日やることが決まっている仕事」と「人との関わりが少ない仕事」です。ルールやマニュアルが整ったルーティン作業が中心の仕事や、数字や論理が好きな方であればプログラマーなど、ご自身に合った職場環境を見つけることで、特性を強みにしてはたらくことができます。
3、避けた方がいい職業や働き方、働く環境
基本的には、電話応対や取引先との交渉が多い仕事、マルチタスクや予測不可能な問題に対応するスキルが求められる仕事は不向きな傾向にあります。機転を利かせて処理をしなくてはならない仕事もパニックになる可能性が高いです。しかし、そのような一般的にASDが苦手といわれている仕事でも「パターン化・ルーティン化」にうまく落とし込めれば活躍の道も大いにあります。
<参考>
4、まとめ
今回は発達障害という特性から、向いている仕事・向いていない仕事を見てみました。いかがだったでしょうか。
私はこれまで接客も営業も経験しましたが、それぞれに楽しさや発見があったと思っています。しかしやはり大変で、他の人が簡単にできることが自分にとっては難しいことだった、ということが多々ありました。
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉がありますが、歴史からの学びと経験からの学びには、質の違いがあると考えることもできます。経験からの学びは、文章や画像から学ぶよりも身にしみるからです。
いろんなことを経験しながら、少しずつ、着実に、前進していきましょう。