ダイエットコーチSHOが「うつ」を取り上げる理由|実体験から語ります
○はじめに
とにかくショックだった。
まさか、自分が「うつ」だと他人に言われる日が来るなんて。
当時の僕は「うつ」に対して、ネガティブなイメージしかなかった。人生詰んだのか?と思いました。
今まで自分が積み上げてきたものが、ガタガタと音を立てて崩れ落ちていく感じがしました。
「明日からどうしよう…」
まずは、明日を迎えること。そのことしか考えることが出来ない日が続きました。
それから…..
この先は後半に書いていきます。
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
今回のテーマは【うつ】についてです。
重たいテーマに思えてしまう人もいらっしゃるかもしれませんが、
タイトルから緑色を多めにして、重たい気持ちで読むことがないように、少しだけ読者の方のお気持ちを配慮させて頂いております。
ご興味ある方は、どうか最後まで、ゆっくりと読み進めていただけると嬉しいです。
○こんなお悩み・症状を抱えていませんか?
などなど。もし、この中で複数個該当することがあれば、あなたは「うつ」の可能性があります。(後で参考となる判断基準を載せます)
いわゆる「うつ病」というのは誰しもがなる可能性があるもので、15人に1人くらいの割合で発症するものだと言われている、よくいうのであれば、身近に捉えることもできる病気の1つです。
ただ、一言にうつ病といっても、これは正式な名称ではなく、「うつ病だからどうなるんだ?」「どうなったらうつなんだ?」ということをきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回のテーマでは主に2つのことをお伝えします。
1つは、そもそも「うつ病」とは何なのか?ということ。
もう1つは、なぜ、僕があえて「うつ病」をテーマにして投稿をしているのか?ということです。
この2つに興味を持った方は、是非最後まで読んで頂きたいです。なぜ、僕のダイエット観では「メンタル」が最重要であり、「痩せること」にこだわりがなくなったのか、そのきっかけ、スタート地点はここにあるんだということが分かっていただけるはずです。
○うつ病とは?
「心の風邪」とか言われたりもしているのですが、いやいや、そんなものではありません。
うつ病は気分障害の一種だと言われています。身体・精神ともにうつ特有の症状が現れ、日常生活に支障が出るような場合は、うつ病の可能性があります。
心理社会的要因・身体的要因・遺伝的要因などから様々なストレスを受けて、それが脳に影響を与えると、脳がうまく働かなくなってしまうのです。この話は「神経伝達物質」の話にリンクします。
脳内は、千数百億個の神経細胞によって構成されています。神経細胞同士は繋がっていませんが、神経伝達物質が正常に働くことによって情報伝達がしっかりとなされます。
うつ病の場合は、この神経伝達物質の働きが低下してしまっているのです。例えば、ノルアドレナリンやセロトニンの分泌が不足してしまっている状態のことです。この点から、うつ病の話をする際には、神経伝達物質についての理解が必要だと僕は考えています。
○うつ病の症状
DSM-5(アメリカ精神医学会が作成している診断基準)というものがあって、9つの基準が設けられているので、そちらをシェアいたします。
以下の(1)~(9)うち5つ以上の症状が直近2週間に存在し、以前の機能から変化を起こしている。そのうち少なくとも1つは抑うつ気分(1)か、興味や喜びの喪失(2)である。
注意:明らかに他の医学的な疾患が原因で起こる症状はこの限りではない。
(1) ほぼ毎日、ほぼ一日中が抑うつ状態となる。その状態は、本人からは例えば「悲しみ、虚ろな感覚、絶望」などと表現され、または他者からは「涙を流している」ように表現される。
注意:小児や青年ではイライラする気分も含まれる。
(2) ほぼ毎日、ほぼ一日中、全て(またはほぼ全て)の活動で興味や喜びが目立って少なくなる。(その人本人や他者からの説明によって示される。)
(3) ダイエット・食事療法などをしていないのに明らかな体重減少、体重増加がある(例 1ヶ月で体重の5%以上の増減がある)。または、ほぼ毎日、食欲の減退や増進がある。
注意:小児では、想定される体重増加がないことも考慮するべき。
(4) ほぼ毎日に渡る、不眠や過眠がある。
(5) ほぼ毎日に渡る、精神的焦燥や遅延/制止がある。(これらは本人によって落ち着かなくなった、遅くなったと表現されるものではなく、他者によって観察される。)
(6) ほぼ毎日、疲労感や、気力の減退がある。
(7) ほぼ毎日、自分に価値がないと感じる、または、妄想である場合も含めて、過剰や不適切に罪悪感がある(単に自分自身を責めることや、病気になったことに対する罪悪感ではない)
(8) ほぼ毎日、思考力や集中力が減退し、優柔不断となる。(これらは本人または他者によっても観察される)
(9) 死について繰り返し考えたり(単に死の恐怖ではなく)、特に計画はないが自殺について考えたり、自殺企図したり、自殺のためのはっきりした計画がある。
○SHOの実体験
今回、読者の方が知りたいのはここですよね。
【ダイエットコーチSHOが「うつ」を取り上げる理由】を知りたいから、ここまで読んで頂いているんだと思っています。
前置きはこのくらいにして、話を始めていきます。
起業してからは、もう3年以上は経っていたと思います。
当時の僕は「ファスティング」に出会ったことで、食の重要性を感じ、もっとたくさんの人にファスティングの良さを伝えていくんだと意気込んでいた時期でした。
だけど、仕事が順風満帆かといったら、決してそうではありませんでした。
ストック型の収入手段を持っていなくて、常に何か仕事に追われる日々。食の重要性を謳うのは良いが、僕は普段から栄養価が高いものを積極的に摂るような生活を送っているわけではありませんでした。
それは今も変わらないのですが、当時は葛藤がありました。
「こんな食生活を送っているヤツが、ダイエット指導を行なっていてもいいんだろうか」
「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれたら、「ラーメンと焼肉です!」と答えるくらい、僕は好きな食べ物の1つがラーメンなんです。
・こんなダイエット指導者いないよなぁ。
・こんなんでいいのかな、オレは。
・ダイエットの仕事、このままやり続けてもいいのかな。
・違う仕事をした方がいいんじゃないのかな?
こんな迷いや葛藤を思っていた時期だったのです。
SNSや紹介を経て、色んな人と積極的に会っていました。人と出会わないと、この仕事は始まりませんので。
そんなある日、僕の中で衝撃的な事件が起きました。
確かに、僕はその日は疲労困憊でした。理由はもはや覚えていないのですが、疲れていたことは覚えています。
そして、アポ相手に、僕の表情や発言内容など、色々質問された結果、言われてしまったのです。
「あなたって病院行ってるの?」
「診断はされていないのかもしれないけど、あなた間違いなくうつだね」
え....。
ハッキリ言って、一瞬時が止まったように思えました。
とにかくショックだった。正直申し上げて、今までこんな屈辱的なことをハッキリと直接言われたことなんてなかったから。
僕は「うつ」に対して、ネガティブなイメージしか持っていませんでした。
「は?マジで言ってるの?」
そう思ってる最中、追い打ちをかけるように質問のオンパレード。。完膚なきまで叩きのめされてしまったのです。
帰りは無心でした。
一体、今まで何をしていたんだろうか。
何のために頑張ってきたんだろうか。
なんで初めて会った人にここまで言われないといけないんだろうか。
怒りと悲しみの感情が一気に押し寄せ、勝手に涙が流れたのを今でも覚えています。
こんな状況で仕事なんてできない。とりあえず、今抱えているお客さまに対しては全力で対応しよう。しばらくは、新規の募集をやめようと思いました。
もうね、生きるのに必死。
食の重要性を語っている人の行動とは思えなかった。ハッキリ申し上げて、食べるものなんてどーでも良くなったんです。
明日を迎えること。それが何より最優先事項だったのです。
自分がすっごくちっぽけに見えて、自分が無価値に思えて、しばらくは誰とも会いたくなくなったな。思い出すと、今でもちょっと苦しくなります。
そんな僕は、どうやってこの状況を乗り越えることができたのか?
ここからの話は、前を向いていく過程の話です。
一言で申し上げると「こんなところで終わってたまるかよ」と思いました。
僕のエネルギー源って、決して「陽」のものだけではないのです。司法試験は失敗して、就活も何もしていない、気がついたら同年代では1人残されていて、みんなキラキラしているように見えた。
「翔くんって、今何してるの?」
そう聞かれたとき、何も返すことができなかった。
なぜ?何もしていなかったから。何もなかったんです。
実績、経験などキャリア、働いていなかったからお金などの資産もほぼゼロ。引きこもっていたから友達もいなくなった。大学まで行かせてもらったのに、今の自分には何もなく、親にも顔向けできなくなった。
そんな自分が嫌で、自分のことを見下してきた奴全てを見返したくて、みんなと同じような生き方をしていたら、絶対に追い越すことなんてできない。だから、将来は起業して絶対に何かで成功してやる、そして今までの人生は間違っていなかったんだと証明してやるんだって。
「こんな小さなことで諦めてたまるか、こんなところで絶対に終わってたまるか!!!!!!!!!!!」
ちょっと時間はかかったけど、前を向こうと思いました。もう1度チャレンジしよう、リスタートすることに決めたんです。
この頃から、変わらずずっと仲良くしてくれている友達には本当に感謝したいんです。自分が落ちたり立場が悪くなってくると、消えていく人はたくさんいました。
そんなことを気にせず、落ちても何も変わらず普段通りに接してくれた人は、今でも感謝してもしきれない。本当にありがとうって一生思い続けるんだろうな。
さて、新しくスタートする上で、僕の中で「ある気づき」がありました。
今まで僕は、「食」こそが生きる上で最重要なものだと考えていました。人間の身体は食べたもので作られるし、栄養バランスを気にしたりすることで健康になるんだと思っていたのです。
あれ??
ちょっと違うんじゃない?
そう思うようになりました。
なぜかというと、上でもお伝えした通り、僕はメンタルが崩壊した時には、食べ物なんて何でもいい、どうでもいい、ただ明日を無事迎えることだけを考えるようになっていたからです。
「ダイエット」なんて考えてもいませんでした。むしろ考える余裕なんてありませんでした。
これは、今回の本旨ではないのでサラッと流しますが、僕の見解は「うつ」と「ダイエット」の相性は悪いと考えています。うつ状態では、ダイエットはしない方が良いと考えています。
なぜか?他にすべきことがある、優先事項が高いことがあるからです。
それは何か?【メンタルの安定】なのです。
そうなんだ、生きる上で最も大事なのは「メンタル」なんだとその時に僕は気づいたのです。
ダイエットを成功させるにも、メンタルが崩れたらおしまい。まずは「生きること」が優先順位高くなるからです。
この経験から、僕は「メンタル」こそが何をする上でも最も重要なんだと気づきました。この確信から、僕は「メンタルダイエット」というものを勝手に言い始めたのです。
メンタルダイエットは、痩せることは二の次です。まずは、自分のメンタルを整えること、メンタルの構築こそを最優先にします。
ダイエットで言うのであれば、主に「マインド」の面です。ダイエットを成功するにあたっても、流れが大事なのです。マインド形成を確固たるものにするための「ノウハウ」なのです。
僕が「うつ」を取り上げるのは
・実際に自分がほぼ「うつ」だったから
・その経験があって今の自分のダイエット観(メンタルダイエット)が生まれたから
この2つが大きいです。僕が今のようなスタイルは、ここからスタートしたのです。
○まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の投稿で難しかったのは「うつ症状の9つの診断基準」のところではないでしょうか。「ん?もしかしたら?」と思ったら、再度確認していただきたいです。
この投稿は「うつ」を良く言いたいわけでもないですし、悪く言いたいわけでもありません。
・「うつ」は誰しもがなる可能性があるんだということ
・生きる上では「メンタル」が最重要なだということ。これはダイエットにおいても同じだとSHOは考えていること
・「うつ」と「ダイエット」の相性は悪い。痩せようとするのではなく「メンタルの改善・構築」を最優先にしませんか?という提唱。それはいわゆる「ダイエットマインド」であり、それを確固とするためのノウハウ(知識)を習得こそがメンタルダイエットの真骨頂だと考えていること
以上が僕のこの投稿で伝えたいことです。
「うつ×ダイエット」については、今後もお伝えしていきますので、ご興味がある方は是非フォローをお願いいたします。
今回はこれでおしまい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。