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読書ログ#4 自分の生き方と向き合うコツ
こんにちは、塩です。今回は採用企画でコンテンツを作るにあたり、就活生が抱く感情について考えながら、仕事について向き合ってみるという目的で、ネットサーフィンしていたところ「手紙屋」という書籍が面白そうだったので試しに購入してみました。
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個人的に、筆者がとある人物に届くように執筆した本は主題性がはっきりしていて納得感があります。こちらも就活というテーマから生まれた小説ですが、自分の生き方と向き合うための方法を教えてくれる内容だったので、会社の〇〇さんが仰ってたな〜とか、そういう話もあり、面白い。
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感情に振り回される
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感情を分かり合えることを共感や理解と呼ぶのなら、全てを分かり合うべきなのか?と昔から疑問に思っていました。
感情を理解してもらうために動くと理解されなかった時に悲しくなります。生きていて、誰かとわかり合おうとすればするほど、感情に振り回されることがあります。であれば、自分のありのままを見せず、不必要な感情は切り捨てて封じ込めるべきと考える人もいるでしょう。
人間は感情に左右される動物らしいので、感情で球を打ち返すのではなく、気持ちを届けるキャッチボールができたらいいな、と思います。
チェンソーマンの早川アキも言っていました。
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自分から相手に「素敵な称号を与える」というのは、上手く生きるコツだと思います。
人生が思い通りにいかない
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人生が思い通りにいかないと嘆く人は、天秤の反対側に必要な対価を乗せていないから。何事も物々交換であるべきで、品物を求め、支払おうとする時、売る人はお金でしか対価を得られない訳ではなく、買う人もお金以外の選択肢や才を持ち合わせているはず。例えば、資本主義のサイクルをメンバーが能力を発揮する代わりに経験を得る、と表現するイメージ。
何を求められていて、何を渡せばいいのか。それを見誤らないようにしたいところです。
知るべきことや必要なこと、という名前の壁
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しっかりとしたゴールをもち、ゴールを忘れないこと以上に大切なのは、「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」こと。
ちょうどこの前、採用に関するインタビューを社内メンバーにしていた時に、「今代表や偉い人たちも最初からこの道を進もうとしたのではなく、紆余曲折したのちに、点と点が線になって振り返ったときに道になっていた」という話を聞いた。
どうして、目の前にやってくるものを取捨選択するのは勿体無いのか?に対する自分なりの解は、「知るべきことや必要なこと、という名前の壁は自然と用意されているから」だと思います。
「慣性の法則」
『止まっているものは、止まり続けようとする。動いているものは、動き続けようとする』行動者であるためには、行動し始めなければいけないというのは当たり前のこと。『止まっている人は、止まり続けようとする。動いている人は、動き続けようとする』
おわりに
喜多川泰さんの文書好きだな。
日々の普通なことを普通にできるのは、
すごく難しいことだと思います。
この本には最近学んだことが集約されていました。
誰かの感想を受けて、また新たなことについて考えることができる。
この繰り返しが好きです。