Shin Sheena
U47クローンを作るまでの過程。
Neumannのヴィンテージマイクといったらその筆頭はU47だと思う。 近年は中古市場にさえ一切出てこなくなってしまったので、老舗スタジオ以外では見かけることはほぼなくなった。数年前までは100万円台だった相場も今は20,000ドル以上になり、円換算だと300万近い価格が付くこともある。 U47のスムースな高域(Silky Top)と深いボトムエンドは誰にとっても魅力的なサウンドのひとつされ、真空管マイクのリファレンスになっています。高域が綺羅びやかに聴こえるようにデザイ
こんにちは。ベーシスト兼ソングライター兼スプラプレイヤーのShin Sheenaです。みなさん元気にヘイトマッチ(Xマッチ)やっていますか? 先日スプラトゥーン3のXのマッチ(ガチヤグラ)でついにXP2500に到達しました。 他のルールでは陰謀レベルのヘイトマッチングもありXP2300台で頭打ちになっていたものの、ヤグラというルールに特化したプレーを心がけたところ、XP2500を突破することができました。 そんな訳でスプラ歴2年程度(クソエイム持ち・反射神経なし)の自分
2024年9月現在、メインで使っている楽器について。 Tiny Flower5は2020年に自分による自分の為の楽器として自作した5弦ベースです。 その後、何度かの改造(改修)を加えて現在の姿になっています。 現在(Ver.3)の仕様 Scale : 32inch (813mm) Neck : Maple Fingerboard : Rosewood Body Core : Light Ash Body Top : Spruce Tuner : Gotoh GB350
世の中のスタンダードなエレキベースのフォーマットとして、FenderのJazzBassがあります。 このJazzBass(以下ジャズベ)を模したレプリカやそれをオマージュしたものがエレキベース市場の大半を占める訳ですが、今回はいわゆるごく普通のジャズベのパッシブ・コントロールにちょっと難があるよっていう話と、その改善案の話です。 Fender Jazz Bassのオリジナル配線と問題点 Fenderオリジナルのコントロールおよび配線はこのようになっています。 各ピックア
去る7/12に調布Ginzにてライブを行いました。 自分が主宰の、なおかつメインアクトでやるライブというのはもう7,8年ぶりになります。 10数年前、上京当初はバンドがやりたくてベース1本だけ担いで東京に来た若者のひとりでした。 時が経つにつれ、いつのまにかメインの活動はバンドではなく個人単位の活動になり、個人活動が作編曲やレコーディング、エンジニアリングが中心の仕事になり……と自分自身も音楽の向き合い方と変遷がありました。 また2020年から3年続いたCOVID19
普段自分はベースを弾く時、エフェクターを殆ど使いません。 (数はけっこう持ってますが) 使うのはプリアンプとコンプレッサーくらいで、これも殆ど音を“調整する”ツールですから人によってはエフェクトに数えない人もいると思います。 で、唯一“エフェクターらしい”もので使うのがオクターバーです。 オクターバーは原音に対して1オクターブ、ないし2オクターブ下の音程を加えてミックスできるエフェクターです。ピッチシフターの1種でもありますが、ジャンルとしてはオクターバーというジャンル
久々のスプラ3ネタ。 .52ガロンの使用率が先日のVer.5.1.0アップデート以来じわじわ上がってきています。 スペシャルウェポンのメガホンレーザー5.1chがダメージ15%アップという上方修正されたことによって実質強化されたからですね。シューターのTierトップはスプラシューターだと思いますが、対面性能が高いこのブキはそれをメタれるのが強みといったところでしょう。 で、今回は52ガロンのギアについてです。 個人的な見解で先に結論を言うと、イカニンジャ付けてる人多い
あれから少し間が空きましたが、Neumann U47型の真空管マイクを作ります。(作りました) 今回はキットではなく、完全に1から自分で組み上げる必要があるので難易度は高い。 基本設計 以前書いた通りヴィンテージ五極管のVF14はもう入手できません。となると別の真空管を使う訳ですが、基本的にPelusoやWarmAudioのように双三極管を使うとメタル五極管と動作・音質が全然違うのでこれは選択肢から外しました。 採用する条件は今現在も入手可能な五極管で、gm(増幅率)
※このエントリ内の情報はV3.00時代のものです。 任天堂の大型IPとも呼べるゲーム、スプラトゥーン3が発売されてから数ヶ月が経ちました。無論、自分も現役プレイヤーの一人です。 自分にとってスプラトゥーン3が実質初めてプレイしたFPSゲームでした。(2は知り合いの家でちょっと触った程度だったので) 平凡クラスの反射神経とクソエイムという咎を背負いながら対戦ゲームをやるというのはなかなかの苦痛と負担でしたが、日々練習を積みつつ戦い続け、前シーズン(2023 Flesh S
U47製作の箸休めに、Mic and ModのU67キットを買って作ってみた。 これは文字通りNeumann U67モデルの真空管マイクのDIYキットで、699ユーロとキットとしてはだいぶ良いお値段ですが、ブラックフライデーのセールで15%オフになっていたのと以前から試してみたかったので思い切って他のパーツ類と一緒に買ってみました。 フランスのメッツから配送でしたが、10日ほどで日本に届くという感じでした。(メッツはパリから遠いのでベルギー〜ドイツのライプツィヒ経由で空輸
Neumannの真空管マイクU47の音が欲しいけどヴィンテージは高騰して車買える値段だし、そもそも球数ないし、かといって現行クローンは微妙すぎるというのが前回の内容でした。そのつづき。 海外のU47自作例 前述のメタル真空管VF14を除けば、現在でもカプセルはK47とM7のオリジナルに近いリイシューが手に入りますし、トランスも精度の高いAMIのBV8クローンが入手可能です。 回路図を見ると分かる通り、U47は非常にシンプルな構成のマイクです。三極管接続したVF14のカソ