仕事が長く続くためにやっていたこと
今回は、仕事が長く続くために個人的にやっていたことについて書きます。
個人的な話が多くなってしまいますけど。
仕事が自分に合っているかな、合っていないかな、と揺れながら働いている方へ。
モチベーションを保つヒントになればと思います。
私は、ひきこもりのサポートをする民間団体で19年務めてきました。
最近新しいスタッフから、長く仕事が続くために何か自分の中に芯のようなものがあるのか聞かれました。
それで答えながら、そういえば自分はこうやってきたなと、改めて思ったのでシェアします。
ひきこもりのサポートを行う民間の組織で働いてきました。
組織独自の事業をやりながら公的な事業も受託している組織です。
対人援助、心理サポートの仕事になります。
それでですが、私がそもそも人と関わることが好きか、得意かというとそんなことはありません。
むしろ、10代20代の頃は対人恐怖傾向があったくらいです。
緊張するし、人の目を気にするし、怖いし。
それでは、どうやって得意ではないことを長く続けてくることができたのか。
それは、その仕事にモチベーションを維持できる個人の目的を作ることです。
私は、人と関わるのが得意ではありませんでしたが、人間とは何か、人間の心理について追究したいという欲求があります。
人生を通して追究したい、知識や考えを構築したいというものです。
働きながらそれができる仕事は何かなと考えて、対人援助の仕事を選びました。
人が好き、人を助けたいと思ってこの仕事をする方は多いかもしれませんが、私は異なります。
仕事をしながら探求・哲学できればという思いを持って始めました。
さらに構築したものを情報発信したいと以前から思っていました。
それで今は文章にしたり、音声配信をしたりして情報発信をしているのです。
あくまでも私の場合です。
相談やカウンセリングの仕事は人と関わり援助するものです。
それが得意ならそれをモチベーションにすればいいですが、得意でなければ裏のモチベーションを保つ目的を設定するといいのではないかと思います。
そしてこの話もしたいと思います。
「グロウス・パッション」について。
情熱とは何かをやっているうちに生まれてくるものだという考えです。
仕事への情熱は、私たちが人生でその仕事に注いできた時間や努力の量に依るということ。
時間や努力を多くその仕事に注ぐと情熱が育っていくのです。
私の場合、仕事を長く続けることで、相談者への態度や仕事への態度が成熟して熱を持って働くことができたのです。
ですので、今ではやりがいを持って仕事をしています。
対人援助の仕事の話に偏りましたが、他の仕事でも自分が何を得たいかを考えるといいと思います。
そしてその目的を持って働く。
働いているとグロウス・パッションによってやりがいを感じられるようになります。
一つの仕事を長く続けるのが必ずしも良いわけではありませんが、自分がやっていたことを紹介しました。
(実は、長く続けてきた組織を離れてフリーでやっていく決断をしました。4月から準備で動いています。それで今回この記事を書きました)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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小林いさむ|公認心理師
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