見出し画像

胸を張る姿勢でストレスに強くなる

今回は、ストレスに耐える力が強くなる姿勢についての話です。
 
 
私たちは生活していますと、いろんなストレスを抱えますよね。
 
マイナスにばかり考えてストレスにやられてしまうのは避けたいものです。
 
そこで姿勢を変えるだけでストレスを感じにくくなる、という話があるので紹介します。
とてもシンプルで簡単なことなので参考にしてみてください。




胸を張って背筋を伸ばした良い姿勢でいるほうが、猫背の前かがみな悪い姿勢でいるよりも、ストレスに耐える力が強いことがわかっています。
 
 
アメリカの南カリフォルニア大学の研究があります。
 
研究ではこのような実験が行われました。
 
1. 顎を上げて胸を張り周囲を見下ろすかのような姿勢
2. 普通のまっすぐな視線の姿勢
3. 猫背でうつ向いている姿勢
 
それぞれの姿勢で痛みに耐える実験です。
 
その結果、1.の顎を上げて胸を張り周囲を見下ろすかのような姿勢が痛みに対するストレス耐性が最も高くなり、痛みを感じにくくなっていることがわかったそうです。
 
つまり、胸を張り背筋を伸ばした姿勢でいると、ストレスに強くなるのです。
 
 
研究では、胸を張った姿勢でいると、男性ホルモンであるテストステロンの値が上昇すると説明しています。
 
テストステロンは筋トレをしていると分泌されて、自信につながるホルモンですよね。
 
 
胸を張る姿勢でストレスに強くなるのは、テストステロンの他に個人的な推測ですが、もう2つ理由があるように思います。
 
 
1つ目は、呼吸です。
 
深い呼吸をすると心が落ち着きますよね。
胸を張る姿勢では深い呼吸がしやすくなります。
一方、猫背で背中が丸まっていると、呼吸が浅くなります。
 
 
2つ目は、視界です。
 
猫背で視線が下がっていると視界に入るものが少なくなります。
そうすると意識が自分の内側(思考や過去と未来の想像)に向きやすくなります。
ネガティブ思考にハマる要因に自分の内側に意識が向くことにあると思います。
一方、胸を張り視線が上がると、外界のものが目に入って意識が外側に向かいます。
余計なストレスなことを考えなくなるのです。
 
 
このような理由から、猫背でいるよりも胸を張って背筋を伸ばした姿勢でいるほうが、ストレスを感じにくく過ごせそうです。
 
姿勢を変えるだけ。
簡単な方法ですので良かったら参考にしてください。
 
 
 
今回は、胸を張る姿勢でストレスに強くなる、という話でした。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
【お問い合わせ・心理相談】
 
■小林へのお問い合わせは⁠こちら
小林へのお問い合わせやお仕事依頼など。
 
■心理相談のお申し込みはこちら
心理相談についてのお問い合わせやお申し込み。
 
小林いさむ|公認心理師

いいなと思ったら応援しよう!