もう一人の自分が心の奥に 【自分を受け入れる大切さ】自分らしくでいい
前回記事
1 達成感が持てない毎日疲れる人生になっている
2 自分らしさを取り戻す
3 自分の価値感は10歳までで決まる
前回で自分の間違った思い込みや
自分への評価は10歳までに決まってしまい
簡単には変える事はできない話をしました。
その10歳までに作られて
自分の深い部分に刻まれた
思い込みなどを潜在意識と呼びます。
今回はその潜在意識について
深掘っていきます。
1 潜在意識と顕在意識
人は自分でコントロールできる意識と
コントロールできない意識があります。
・潜在意識
・顕在意識
潜在意識とは自分をコントロールできない領域、
無意識によって行動してしまう意識の事を言います。
顕在意識とは自分をコントロールできる領域、
自分で考えて行動する事ができます。
この2つの意識の割合は
普段の人の行動において
潜在意識 行動 95%
顕在意識 行動 5%
となっています。
私たちの日々のほとんどの行動は
幼い頃に完成した潜在意識をベースに
無意識に行われていたんです。
私は幼い頃から人を笑わす事が好きでした。
よくみんな前で変顔したり
ゴリラの真似をしたりしていました。
私が10歳頃、いつものように
ひょうきんな事をしていたら
ある友達がね
「 おもしろくないよ 」って
めっちゃ冷静に言ってきたんです。
それが私にとってはかなりの衝撃で
すごく落ち込んだ事があるんです。
私は確実にそれ以来
人前でハメを外す事は無くなりました。
常に人からどの様に思われているのか
気になってしまい、素直に自分がやりたい行動には
ブレーキをかける様になりました。
前回の10歳頃にフタが閉まる話しをしました。
フタが閉まる直前で滑り込んで私の深い部分
潜在意識に刻まれたんです。
それ以来30年、
その部分の書き換えはできていません。
潜在意識、恐るべし影響力です。
もしネガティブな潜在意識を持っていて
この事実を理解しないまま
そして何も改善しようとしないと
ず〜っと10歳までのネガティブな思い込みで
過ごしていかなければなりません。
2 変わるには深い層を変える事
私たちがコントロールできる領域
顕在意識では
・表情
・言葉
・行動
そしてコントロールできない領域
潜在意識では
浅 ・思考
↓ ・感情
↓ ・イメージ
↓ ・エネルギー
深 ・アイデンティティ
図の丸と三角の境の線が
意識と無意識の境になります。
潜在意識は図の下にいく程
自分の中の深〜い部分となり
自分の思い込みや自分への価値は
一番深い部分の
アイデンティティという部分に
フタをしっかり閉めて保存されています。
なのですぐにはたどり着く事ができず
簡単には書き換えできないのです。
3 アイデンティティとは何か。
正直、聞いた事ない言葉でした。
アメリカの心理学者である
エリク・エリクソン氏が
提唱したと言われています
・自分自身を表現できるもの
・自分が自分に対して持っている考え方
個性であったり自分らしさってとこですね。
例えばこんな使い方ができます。
『 今まで周りに合わせて行動してきたが
今後はそんな他人中心の集団行動を止め、
自分らしい“生き方”を見つけて
アイデンティティ(自分らしさ)を確立しよう 』
そして潜在意識の一番深い
ここアイデンティティに
思い込みや自分への評価が
刻まれているのです。
なので自分を根本的に変える為には
アイデンティティに刻まれている
情報を書き換えていかなければいけないんです。
しかし奥深い層にあるアイデンティティは
身体の部位に指令を出す場所に近くあります。
その為、情報を書き換えようとすると
体全体で拒否反応してしまうんです。
自分が変わるのを無意識に嫌ってしまう。
顕在意識を使って変わろうと行動しても
潜在意識によって拒絶されやめてしまう。
面倒になったり、諦めたりする事です。
長続きできない理由は
この原理によって制御されていたからなんです。
続く