【左脳めし】キャラクター創作の方程式を学ぶ|人を惹きつける技術(書籍)
『人を惹きつける技術』は、4月17日に逝去された小池一夫氏の著書です。
副題に『カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方』とある通り、小池氏が漫画原作でキャラクターを生み出す際のテクニックが紹介されています。
いや、氏の漫画原作者としてのキャリアは40年近くに及んでいますので、「テクニック」というよりも「完成された方程式」といった方が適切かもしれません。
ぼくにとって、創作のバイブルとなっている書籍の一冊です。
シンクロニシティ
先月、氏の訃報を聞いた時に本棚から取り出し、本書を改めて読み返しました。
奇しくも、氏の命日に公開したノートは「【雑記帳】キャラクターが生まれる」。
令和を迎えて創刊した新マガジン「創作ノート」で、BBというキャラクターを創作するにあたり、再び本書を活用しています。
キャラクターの三角方程式
何度も活用している基礎中の基礎が「キャラクターの三角方程式」。
これは「主人公」「ライバル」「引き回し役」の3つのキャラクターで作る三角関係のことを指します。
また、主人公には「弱点」と「オーラ」を持たせる。
ライバルには「欠点」と「カリスマ性」を持たせる。
引き回し役には「主人公の紹介、トラブルメーカー、主人公の引き立て役、読者と主人公をつなげる」といった狂言回しやトリックスターとしての役割を持たせることも重要なポイントです。
先日投稿した「【創作ノート】BB編002」では、この「キャラクターの三角方程式」に則ってアイデアを膨らませました。
創作指南が盛りだくさん
「キャラクターの三角方程式」は本書が指南するキャラクター創作術の一端にすぎません。
その他にも「3つの願い」、「癖、噂、謎の活用」といった創作術が紹介されています。
魅力的なキャラクターを創作したいと思っている方は、ぜひ一読ください。
最後に
小池一夫氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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