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「座位姿勢」で骨盤後傾&腰椎屈曲位になる方に対して必ず指導していること!

1日の大半を座って過ごされている方やデスククワークの方でも1日8時間程度は座って毎日仕事をしているわけなので、どんな座り方をしているかが体の不調を引き起こす要因になることは間違いないことです。


運動療法や徒手療法などをいくら行っても、せいぜいアプローチをする時間も1時間前後のため、その他の20時間以上の時間をどう過ごしたり、毎日する様な生活習慣を変えない限りは解決にならないことが多いです。


フィットネスジムやピラティスなどを毎日行うことで不調の改善はできても、本当に根本的に変えるためには生活習慣や環境を変えることが最も大切になってきます。


今回は、デスクワークや座位姿勢を1日の中で取る時間が長い方に対して、必ず指導する様な内容とそれをなぜ指導しているのかについてお伝え出来ればと思います。


誰もがイメージする理想的な座位

理想的なイメージの座位

誰もがいい姿勢で座ると言われた時に、骨盤前傾した状態での座位姿勢を取ることをイメージされる方が多いと思います。


それも間違いではないですし、この様な姿勢を取るためには腸腰筋や多裂筋などが持続的に活動することが必要になってきます。トレーニングの意味も込めて骨盤前傾を日常的に意識することは必要ではありますが、デスクワークをしながらだったり、何か作業をしながらであれば気を付けることも難しいと思います。


そんな毎日する座位姿勢に対して、どんな工夫をすれば、姿勢を変えていけるかをお伝えしていこうと思います。


臨床でデスクワークをしている方で腰痛がある方や股関節の不調がある方に対しては今回の内容を指導していることが多いので、実際に股関節疾患や腰痛などを日頃から診る機会があるセラピストやトレーナーの方には参考にして頂ければと思います。

腰椎屈曲&骨盤後傾するのが普通

普通は骨盤は後傾するし腰椎屈曲する


普通に座っていたら…

自分自身でも骨盤が後傾するし、腰椎屈曲する様な姿勢になりますが、これは至って当たり前の現象です。寧ろ骨盤前傾したり、腰椎を伸展したり中間位に持ってくる状態を保ち続けることが異常になります。


機能解剖学的に股関節や腰椎周りのシステムを考えた時には、大腿骨のシンプルな屈曲角度は文献にもよりますが70〜80度程度だと言われています。

つまり、座位姿勢で大腿骨が90度に曲がっている時点で骨盤後傾方向に可動しますし、腰椎も屈曲方向に可動しやすくなるのは骨盤大腿リズムを考えても普通のことです。


大腿骨が曲がるのは70〜80度が正常

つまり、大腿骨がシンプルに曲がる角度は70〜80度が骨格的に決められているため、骨盤前傾や腰椎伸展をするということは、そこに抗う様な姿勢を取るわけなので、自然に座位姿勢を取ろうとすると骨盤後傾&腰椎屈曲するわけです。


大腿骨の屈曲角度が深くなると骨盤後傾する

当たり前の話ではありますが、大腿骨の屈曲角度が上がれば上がるほど骨盤は後傾しやすく、腰椎屈曲しやすい構造になってきます。


座位を変えるための指導方法&指導内容


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