心に水を注ぐ人
最近読んだ数秘術の本で、自分のライフ・パス・ナンバーやデスティニー・ナンバー、ソウル・ナンバーなどを調べてみたら、興味深い結果が出た。
その本はこちら。伊泉龍一・早田みず紀『数秘術の世界』(駒草出版)
ナンバーはそれぞれ生年月日から計算したり、生まれたときにつけられた名前のアルファベット表記から割り出したり。そうやって出てきたいくつかの数字が、性格や才能、人生の目的、魂が求めるものなどを象徴しているという。自分のナンバーの説明のページを読んでみると、けっこうあてはまることが多く「なるほどなあ」と思った。
私にとってはわりとうれしい結果だった、と言っていいかもしれない。
いくつかのナンバーから出てきた結果を、自分なりにひとつのストーリーにまとめると、こんな感じになる。
私は共感力がとても高く、いろんな人の心の痛みや喜びを一緒に感じて涙を流す。もちろん自分に与えられた試練や経験でも涙を流す。そうして溜まった涙の泉が自分の心を癒やしてくれて、さらには人の心の渇きを潤していく。なぜなら私は人の器に「水を注ぐ人」だから。涙の泉から汲み上げた水を誰かの心の器に注ぎ、潤いを与えたり、澱んだ水を流したり。それを実社会で、仕事としてなしていく(精神的なナンバーだけでなく、物質的・現実的なナンバーもひとつ持っているから)。
私がやっていこう、歩んでいこうと思っていた方向とほぼほぼ一致している内容だったので、それを肯定してもらえたというか、勇気をもらった気分になれた。
占いというのはとにかく自分の人生にどう生かしていくか、役立てていくかが大事だから、上記のように解釈して、これまでの人生で遭遇した苦難の経験を、清らかな水に変えて胸の奥の泉にしたい。そしてその水を、言葉を通して遠い誰かに届けていきたい。
聖書にも「水」と「泉」にまつわる素敵な箇所がある。
たとえばこれは、ヨハネによる福音書のイエス・キリストの言葉。
ヨハネの黙示録には、こんな箇所も。
人間には、肉体の渇きを癒やす水のほかに、心の渇きを潤して命を輝かせるための水も必要だ。
私には、イエスさまがその水を与えてくれる。
◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから
hanakokoroさんの作品を使わせていただきました。
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