対面接客にしかできないことは?
一緒に悩むこと
そんな話をある場所でしました。
販売する場所は、実店舗での対面接客シーンとは限らず、各社ECサイトでの販売手段を持っています。
購入方法が複数あることで、自社の商品を手にしてもらう機会を万全に整えておくことは経営上の施策として大事なことだと思います。
対面(ときにはオンラインでも)接客をしてから購入していただくパターンと、ネットでセルフ購入していただくパターンの違いは何か。
ネット上では”いまのところ”未発達な視覚・聴覚以外の実体験を伴うお試し
最も多く聞かれるのが、上記に纏わる返答です。
”いまのところ”は、大きな違いと言えます。
しかし、感触までデータ上で充分実体験できるような装置も出てきているようですし、視覚的なことで言えば明らかに拡大することができたり、調光を変えることができたりすると、肉眼よりも一層商品そのものをじっくり確認できる優位性が出てきているとも言えます。
では、わざわざ店頭にまで足を運ばなくても??ともなりますが、何がまだ解決していないか。
その人に合わせたアドバイスや情報提供だけではなく、相談に乗ることや
一緒に悩むこと
だと私は考えています。
ニーズを把握しているからこそ、目の前に対峙しているからこそ、できることなのではないでしょうか。
即座に適切な返答をしてくれるAIも魅力的ですし、検索したら店頭にいるスタッフよりも優れた情報を提供してくれることも当然多いことと思います。
(実際、知識不足の場合も少なくないのも問題)
ただ、親身に寄り添うことができる。時間を使い・気持ちを踏まえて一緒に悩んでくれることも買い物をする際の不安を解消し、購入することへの安心感になれば、買い手の幸せ・売り手の幸せになるはずです。
接客で即座に返答をしようとして、間(ま)が怖い=おかしな接続詞を繰り返し入れること/笑ってごまかす、というシーンもよく見かけます。
間(ま)はあっても良いと申し上げることがありますが、まさに一緒に悩むからこその「間(ま)」はむしろ大切にしたいですね。
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