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朗読フリーの作品

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こちらにある作品は基本朗読フリーとなっています。 ※朗読する際はこちらのアカウントにDMでご連絡ください。(https://twitter.com/jamasin6) 語尾の変更…
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#短編

田舎の神社の巫女(774文字)

私の母方の田舎の話。 その村はもうほとんど限界集落です。 学校の数は一つ。小学校と中学校…

夜中のドライブ(短編)(282文字)

だから、夜中のドライブなんて行くもんじゃないって言っただろ? いや、そりゃ気持ちは爽快に…

その祠を壊してはならない(短編)(281文字)

「その祠を壊してはならない」 祖父のセリフに俺は思わず、内心で笑い声をあげた。 随分とあ…

「心霊スポットへのドライブ」(短編)(620文字)

ある夏休み、俺はサークルの友人たちの男女で心霊スポットに行くことになり、話の流れで目的地…

陽光(807文字)

その日の夕方、私は疲れ果てた体で帰宅しました。 都合よく体調を崩した同僚のせいで前日の夜…

充分ではない(短編怪談)(437文字)

祖母と私はともに霊感らしきものがあった。 あくまでそれは「らしき」ものだった。 例えば道…

短編怪談「彼が悲しそうな理由」(284文字)

久しぶりに会った友人は学生の頃とは打って変わって寡黙で雰囲気も暗かった。 一体、クラスのムードメーカーになにがあったのか。私は彼の話を聞くことにした。 彼は悲しそうな顔で話し始めた。 「大学の時に事故に遭ってさ。頭を強く打ったらしくて、一命は取り留めたんだけど。」 そこで一度言葉は途切れた。 「後遺症があるのか?」 心配そうに聞く私に彼は答える。 「そう……なるかな。その事故以来、幽霊がね見えるようになったみたいなんだ。頭は正常、他に目立った変化はないし、だから多分現実なんだ

コインロッカー(朗読:かすみみたま様)(852文字)

その日、僕は駅の構内で友人を待っていた。 スマホに視線を落とすと時間は12時25分。 約束…