見出し画像

自分をガタガタにする思考ぐせを外そう

また遊園地へ。
一泊二日で熊本に行ってきた。

 

パソコンやノートなど仕事道具は置いてきた。
メルマガは前日に配信セットし、仕事しない二日間。
荒尾温泉の100%掛け流し温泉に浸かり、山の緑を眺めてぼーっとする。

 

ぼーっとするとき、いつものくせで、思考を ” 前へ前へ ” と進めようとする自分がいる。

 

(このあとなにするか)とか
(今週の仕事の段取りをどうするか)とか
(なにを優先するか)など、頭の中を整理整頓したがるのだ。

 

パソコンやスマホやノートやペンを奪って自分を素っ裸にしても、脳内にいろいろ持ち込んでくる。

 

そんな自分に気づいて、せっかち脳を切って、イマココに集中してみた。
温泉のとろみ、秋風の湿度、葉っぱの揺れる影、水の音、草の匂い、細い糸で提げられたトンボの模型、背の高いシュロ竹。
うたたね。

 

仕事や時間に「追われグセ」がついていると、「何もしない」ヒマな状態でも頭の中は「何かしている」。
原稿、仕事の連絡、プリント作り、次の〆切、など「次」に思考をもっていかれて「今」にいない。
これ、ヒマしてないよね。
あらためて、意識して頭もヒマにする。ぼーーーー

 

何もしない = 怠けている

 

いつのまにか正しいと思っていた式に、打ち消し線を入れる。

 

何もしない ≠ 怠けている

 

ていうか怠けて何が悪い。
頑張るのと同じくらい怠けるのも大好き。それでいいやん。


打ち消した代わりに、何をイコールで結び直そうか。

 

何もしない = 養生
何もしない = 余白
何もしない = 豊か
なんでもいいや。

 

段取りや逆算思考は、未来。
反省や後悔は、過去。

 

未来や過去を思うとき、心配や期待などに持っていかれる。
わたしたちは今、ここにしかいないのに。

 

今にいられない思考ぐせは、後天的なものが多い。
赤ちゃんや幼いころにはなかった考え方を、必要に応じてあとから身につけた。
自転車の補助輪のように、安全に進むために守ってくれる考えだった。
かつての弱い自分を助けてくれた。
だけど、今は補助輪が必要ない。
経験を積んだ自分の強さに、気づいていない。

 

補助輪を外しても、とっくに自分でバランスして走れる。
補助輪を外したほうがむしろ、ガタつかずに走れる。

 

「何もしない」は「何かしてもしなくても、自分はOKだ」を認める時間だ。

 

役に立たないと、とか、仕事しないと、とか、条件付きで自分を価値づける「思考ぐせ」をやわらかく外していこう。

 

思考ぐせは見えない補助輪のようなものだ。
気づけば、外すことができる。

 

もっと小回りを効かせ、自由にハンドリングして、遠くまで走れる。

 

  
しんがき佐世 公式サイト
https://officesayou.com/member/

#自分を味方にする #自分と向き合う #自分育て #自分 #視覚化 #哲学 #旅  
#メンタル #コーチング #目標 #目標設定 #自己肯定感 #人間関係
#天狼院書店メディアグランプリ #天狼院書店 #ライター #日常  

 

 

いいなと思ったら応援しよう!