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見えない風に乗る方法

昨日「こういうときは、とっととはやく寝るに限ります」と書いたからか、寝ましたよ。
おかげで今朝スッキリ起きれました。


宣言すると効きますね。
誰かの目に触れる場所で口にする(言語化する)と、つじつまを合わせようと強制力が働いて、約束を守ろうとする。
これまでに同じやり方で、いくつかの挑戦を習慣化してきました。

「何かを始めたいときは、周りに宣言するといい」

仕事仲間から教わった言葉です。
習慣化するまでは、ハードルが高いものです。
よく、3週間(21日間)続けると習慣になるのでとにかく3週間続けること、と聞きます。
たしかにその通り。
それは、3週間継続する前にくじけるパターンが多いことの裏返しでもあるのでしょう。





ところで、9月にはいり、なにか「スタート」の気配がしていました。
何かイベントがあるわけではなく個人的な、わたしの直観ですが。

「始める」「乗り越える」「挑む」「あきらめない」
そんな動詞のキーワード群が、主語『なにを』を空欄のまま、ずっと浮かんでいました。

何を始めるのか
何を乗り越えるのか
何に挑むのか
何をあきらめないのか

わからんけど、なんかあるな、ここ(何)に入る主語が。
何だろう?

きっと、何か前兆があるだろうと心の準備をしていました。
探すと見つかる。
そして今日どうやらきたみたいです、「何」か。

時を同じくして、友人も「始めよう」としていたところで、しかもそれが私の関心ごとと全く一緒でした。
これは偶然じゃない気がして、一緒にやろうと誘うと、即OKがきました。

こうして書いてみるとなんてことのない、ちっとも派手ではない、物事のはじまりの小さな萌芽です。
ほっておけば枯れるでしょう。
わたしは飽きっぽく、このまま3週間を待たず枯れるのはわかっているので、「柔らかなはじまり」に水をあげます。
水をやり、太陽の光を当て育てる最初のフェーズです。
こうやって文字にするのもその一つの行動です。



「見えない風の流れ」をつかみたいとき。
望ましい流れに乗るきっかけがほしいときは、「描きながら動くこと」とクライアントさんに伝えています。

風に乗っている自分を描いて、それから、まだ見ぬ風に目を凝らすのです。
「風に乗れたら信じる」ではなく、「乗れた自分を描いて(視覚化して)動く」から実現する順番です。

建築家が同じ家を二度建てるのと同じで、あらかじめ描いてからその通りに手を動かします。
イメージした解像度が高いほど、「それ」は目の前にかたちを現します。

「それ」が何かがあいまいなときは、主語にこだわらなくて大丈夫です。
「始める」「挑戦する」「頑張る」といった、動詞が先行してもかまいません。

動詞とペアになる主語を求めて、日々にアンテナを張ります。

具体的には、人に会う。
目に飛び込むメッセージを解く。
偶然性の高い出来事を「ただの偶然」と受け流さない。
アンテナを張っているとそのうち、思いもかけない方角から何かを受信します。

きっかけという「見えない風の流れ」をつかむ人は、動いて自ら風を起こすか、風が吹く場所まで移動します。

探し求める視界に、風が見える瞬間がやってきます。


ほとんどの「事」の最初は、小さく頼りないはじまりから。
小さな兆しをキャッチしていきましょう。

 

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