ADR手術から1年以上経って
これをお読みの皆さんこんにちは。深作史門クリストファーです。
早いもので、自分がドイツでADRを受けてから1年以上経過しました。
正直言ってしまうと、腰が痛い日もあります。
ですが、それは術前の重苦しい腰の奥底にあるような痛みとはまた違う痛みです。
そんな痛みが出ないように術後1年にしても腰のコンディショニングは怠らず、理学療法士さんの施術を受けたり、YouTubeのオガトレさんの動画を見たりして自分の腰のケアをしています。
YouTubeにも、自分自身の術後経過1年以上の様子をまとめた動画をアップロードしました。
ここから先は、動画の終わりの方で申し上げたものをそっくりそのまま載せます。
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ADRは奇跡や魔法ではありません。あくまでも、様々なリスクを伴う手術です。
成功例、つまりADRが功を奏したケースもあれば、失敗例、ADRがうまく行かなかったケースもあります。
これに関しては、患者本人、執刀医、デバイスなど様々な要素が絡み合ってきますので一概には言えません。ADRではなく椎間固定術が最善の選択肢である場合もあります。
それを踏まえて言うのであれば、私自身はADRを受けて良かったと思っています。
なにより一番大事なのは、術前の情報の収集から術後の体のメンテナンスまで、患者としての努力を怠らないことです。
ADRはゴールではありません。新しい自分の脊椎との付き合い方を学んでいくスタートラインです。
アメリカを始めとする欧米のADRコミュニティでは、まだ手術を受けていない方々から既に手術を受けた患者の方々が、お互い様々な情報や意見を盛んに交換しています。Facebookのアカウントをお持ちの方はそちらに参加してみるとたくさんの情報を入手できるのでぜひ参加してみてください。
例えば、アメリカ人のジェイミー・リトラン氏が様々な国のADRを行う医師たちとのインタビュー動画をユーチューブに載せています。
私も実際自分自身のADRを受けるにあたって、ジェイミーさんの動画からたくさんのことを学びました。
そして、私が一番伝えたいことは、
他人に決めてもらうのではなくて、自分で調べて、自分で考えて、自分で決めましょう、ということです。
私がADRについての情報をこれをご覧のあなたに提供して一緒に考えることのお手伝いは出来ますが、人工椎間板デバイスや執刀医の決定はあなたのためにはできませんし、しません。
自分で考えるための判断材料として、私が作ったADRデータベースをはじめ、Facebookの患者コミュニティへの参加やジェイミーさんの動画をご活用いただけますと幸いです。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
ADRの道のりは続くよどこまでも