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今の時代は1つの属性だと情報の個別カスタマイズに気付けないと思う話

転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日はサクッと簡単に、今ぼんやり思っていることを書きます!
いつもだいたいぼんやり思っていることを書いているのですが(笑)

フリーランスになってからというもの、色々な企業さんと契約をしているという働き方をしているため、毎日色々な人と関わる日々を過ごしています。

業種も業界も全く違う人と働いているのですが、最近の世の中がそうなのか、得ている情報がそれぞれ違うけど、それが個別カスタマイズされていることに気づいていないのでは?と思ったというお話です!

これだけだと、なんのこっちゃ?という感じかもしれないですが、自分の実体験と具体例を入れながらまとめていきたいと思います。

複業により日々色々な人と関わる

フリーランスになってから、色々な企業様と関わることが多くなりました。
これはわたしがフリーランスの中でも、複業と言われる働き方をしているからだと思います。

「複業」は「副業」とは違って、メインの仕事に対してサブという役割で言われている副業とは別のものになります。

わたしの場合、複数の仕事をする「複業」という働き方をしており、働く業界やジャンルも様々。

今は主に、インバウンド事業・不動産事業・教育関連事業などの企業様と一緒に働いています。

働く人達の属性や環境もバラバラで、バリバリのスタートアップもあれば、古くからある上場企業が立ち上げた新規事業や、最近上場企業の子会社になったという会社さんもあります。

個人を相手にしているBtoCの企業さんもあれば、法人相手のBtoB企業もあり、官公庁などのお役所様がお客様になる企業さんもあります。

要は、日々色んな人と関わっているということです。

今日は働き方がどうこうというお話ではなく、そんな働き方をしていると、ふと思うことがあります。

情報の個別カスタマイズ化が起こっている


現代って情報がすごく個別カスタマイズされているなと。

今って、購買履歴や閲覧履歴から表示される広告やおすすめされる商品って自分に個別カスタマイズされていますよね。

Amazonなんかが有名ですが、AIを使ったリコメンド機能とか、カスタマイズ機能とかのことです。
これを買った人はこれも買っています!みたいなことで、ここまで露骨にわかりやすく情報を表示されなくても、自然と自分の毎日使っているスマホやパソコンは、いつも自分がアクセスする情報の蓄積で、どんどん緻密に自分用の情報が入ってくるようにカスタマイズされていっていると思います。

それを、最近ひしひしと感じるなと思うのです。

会社員時代は、新卒一括採用でほとんど同じような経歴で入ってくる同期たちに囲まれ、その上の先輩方も同じような経歴、中途採用の方も自分の会社の色にあった人が入ってくる(または採用される)ので、自分の周りには自分と同じような人生を歩んできた人だらけでした。

まあ、それに気づいたのはフリーランスになってからだったんですけどね(笑)

会社員の時は、この人ほんと変わってるな~この人合わないな~と思う人もしばしばいたのですが、今はそれが誤差だったなと思うくらい(笑)

今の環境は、経歴も住んでいるところも、育った環境も何から何まで違う人が多く、価値観違うのが当たり前状態。

でも、それも不思議と違和感はそこまでなくて、みんながその状態の環境にいるので、それをお互いに許容し合っている感覚に近いです。

多国籍の国にいるみたいな感じです。

色々な人がいるけど、特に細かいことをいちいち気にしない~みたいな感じです。

会社員の時は、今思えばほんの誤差だったことも、同じ色の属性にほんのちょっと違う色が入り込むと、そこにものすごく敏感になって、なんか変だよね、なんか合わないよね、ちょっと変わってるよね、そんな風潮があったなと思います。
こう書くとすごく生きづらい雰囲気というか、違いを受け入れないみたいに思うかもしれないですが、そこまで露骨なわけではなく、今の環境に自分がいることによって、会社員時代を振り返るとその時の当たり前が少し誇張されて思えてしまうと言う感じです。

その時は全くそんなこと思いもせず、平和に暮らしていたのですが。

ちょっと話が逸れてしまったのですが、属している場所が少なければ少ないほど、情報の個別カスタマイズが起きているのでは?と最近とても思います。

情報がカスタマイズされているという前提が抜け落ちる

これはフリーランスになって、1つの会社に所属しなくなったということと、全く違う業界の人と仕事をしているという環境にいるからこそ気づくことだと思います。

あまり詳細に具体例を書けないところもあるのですが、、

例えば新規の顧客を獲得したいというフェーズにいる場合。
自分に入ってくる情報や周りの顧客からの意見を前提に進めていくとどうしても既存のものと同じような発想ややり方になってしまいます。

また、新規事業を立ち上げる際も、同様のサービスを提供している企業を競合分析したり、顧客から意見を求めて解決策を情報収集するのですが、そもそもその状態で自分に入ってくる意見って全て自分用に個別カスタマイズされた情報であるという前提が結構抜け落ちているよな、と思うことが多々あります。

競合分析をしても、わたしが集める情報とその業界にいる人が集める情報が違うんです。
めちゃくちゃ簡単に言うと、新規事業が成功するような肯定的な意見やその業界が上手く行っている成功事例みたいなものに情報が引っ張られていることが多いなと思いました。

わたしは逆に全くのド素人でその業界に参入していることも多く、え?なんでそんな発想になるの?とか、それって本当に需要あるの?わたし全然欲しくない機能なんだけどな・・めっちゃ工数はかかるんだけど・・

みたいなことが何度かありました。

これってやっている本人は中々気づかないのですよ。

自分がいつもアクセスしている情報なので、特に違和感なく自分の中に入ってくる感覚なのかもしれないのですが、そこの属性に属していないわたしからするとちょっと違和感という感じ。

これは普段からアクセスしている情報や得ている情報が違うからなのかな?と思います。

だからといって、それが間違っているのかというと、そうではないこともあるのかもしれないのですが、その業界の風習とか古くからある慣習的なものってこうやって作られていくんだろうなと思いました。

昔はこういった複業みたいな、色々な業界に属して働くという働き方が主流ではなかったから、新しくそこに属した人は徐々に染まっていっていたのかもしれませんが、今後複業のようなパラレルワーカーが増えると、その属性がアクセスする情報の枠が広がっていくのでは??となんとなくぼんやり思っているところです。

全然サクッとまとめられなかったのですが(笑)

今の自分の持っている情報や、それによって作られた思考は、普段自分がその情報にアクセスすることで、より強固なものになっているのであって、それが世界の当たり前ではないんだよな~ということを改めて感じたというお話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁

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