寒いから怒る。
本屋大賞完読と言いながら現在読んでいるのはダーウィン著「種の起源」である。難読本であることは必至!と手にとることすら、否、本屋に売っていることすら把握していなかったのだが、ふと(けれどせっかくの名著なのだから挫折してもよしと気楽に読んでみるか)と腹を決め、読み始めた次第である。ところがこれがよみやすいのなんの!同時に買ったジェームス・W・ヤング著「アイデアのつくり方」なんかよりも、余程読みやすいのである。(そんなに読みづらいのかよ「アイデアのつくり方」なんて簡潔そうなタイトルで!などと鹿田の私見を不服とする人は、ぜひ当書を購入して読むと良い。ましかし、内容は濃いし単純明快買って損せぬ文字も大きく薄い。あっという間に読める。デメリットは文の癖のみである)そして種の起源は上巻下巻があり、まだ上巻の前半なのである。
まだ読み出したばかりだがそれでも改めて
そして3日目には大地をつくり海が生まれ、地に植物を生えさせ、5日目には魚と鳥を作り、6日目に獣と家畜と人をつくった。
といったことが一般には信じられていた(あ、ここら辺は不明なので間違っていたらすみません、それにダーウィンはだからといって無神論者だったというわけでも無いみたい)時代に、”進化”に行きつくことのできる凄さにつくづく関心してしまった。また読み進めると少し僕には頭の痛くなるような文もでてくるにはでてくるので、ま、ゆっくり噛み締めて読んでみようと思っているよ。
それからダーウィン以前にも”進化”とう概念はなんとなくあったらしいのだが、初めて科学的に裏付けしたのは、この、ダーヴィンが初めてだったそう。ふむ積読に至らぬよう熱の冷めやらぬうちに一気に読破してしまいたい。
ところで、熱というともうひとつ、思うところがある。
GWが終わった途端、この寒の戻りは一体何の仕打ちなのだろう?おかげで乾杯も名乗りも忘れてしまったではないか!
憎い、寒さが憎いぞ!
鹿田です、よろしくね!乾杯!
怒りの勢いで2本目のビールを煽り飲む。勢い余って飛び散るビールが顔にかかるが構わない。憤怒にわななく鹿田は顔は真っ赤に染まりつむじよりぴうぴうと蒸気を上げている。だから多少顔についたビールなど、あっという間に蒸発してしまうのだ。ならばこの怒り、永遠に保てたならば鹿田の周囲は(仮)夏になるのであろうか!そうかここは夏か、そう思った途端憤怒に左右に引き伸ばされていた我が口はたゆんと弛み、口に余っていたビールの残滓を垂らした。鹿田の怒りなど、もってこの程度なのである。
ちなみに日本アンガーマネジメント協会によると、怒りのピークとは6秒らしい。そういう意味では僕は平均的なのかもしれない。しかし人によっては6秒以上蒸気を上げている人もいるなあ。
そしてそっちに意識が向くと何に起こっていたのかさえ忘れてしまうのが鹿田の長所である。うらやましいだろ?
そういえばアドラー心理学では、感情には理由がある、みたいなことも言ってたな。カッとなって怒るのは、ただ怒りという感情が起こってカッとなるのではなくて、カッとなることに己の利益がある、と。
確か、「嫌われる勇気」にかいてあったのは、レストランで運ばれてきた飲み物がこぼれて服を汚されてかっとなって怒ってしまった。という主人公の事例。そこで先生は
といっていた。
となると僕は寒いからあったかくなりたくて怒ったのかもしれんなあ。
と、読書を全くの無意味に帰し、適当にここで終わる。
【追記】スキありがとうございます!