190421_新入社員に届け!ビジネス書には気をつけろ_19日目
🗿キリンさんとnoteさんのコラボ企画が開催中です。
noteユーザーのみなさんに当時を振り返る機会を与え、かつ、アウトプットが多くの人びとにとって役に立つ、とても素敵なコンテスト。
このコンテストがリリースされる前から、Hey!社でも数人のメンバーがnoteで新入社員向けの内容を書いていました。こちらもぜひご一読ください。
昨日のnoteで書いたとおり、この週末母親が上京してきており、さまざまなことを話しました。
その中で「なぜビジネス書にはまってしまうのか」について語っていたところ、話しながらも自分で「たしかに…」と思うところがあり、今回noteに認めたくなり、筆を執っています。
🗿ビジネス書ってどういうの?
念の為、「ビジネス書」の定義の再確認です。こういう書籍を指しています。幻冬舎の箕輪さんが編集している本などがわかりやすい例かと思います。最初に申し上げると、箕輪さんや出版された書籍に注文を付ける意図はまったくありません。
🗿ビジネス書を読むのはなぜ楽しい?
そろそろ、ビジネス書に「気をつけ」るべき理由の説明に入っていきます。
そもそも本を読むことが苦痛という方もいらっしゃると思いますが、大半の方はビジネス書を読むのを「楽しい」と感じるはずです。
この「楽しい」理由は主にこの3つだと考えられます。
①仕事に役立つ知識やTipsを得られる
②仕事がうまくいきそうな気持ちになれる
③本を読んでいる間は他のことをしなくていい
それぞれを説明していきます。
🗿①仕事に役立つ知識やTipsを得られる
説明するまでもなく、ビジネス書を読むと具体的に仕事に役に立つ知識やテクニックを得ることができます。たとえば上記の『メモの魔力』などにおいては、SHOWROOMの前田さんが試行錯誤を重ねて生み出したメモテクニックの真髄が余す所なく紹介されています。
実際にHey!社社長もよく「本は、この世で最も投資リターンが大きいお金の使い方である」「先人たちが、あっちへぶつかり、こっちへぶつかり身につけた「生きた知恵」を、たったの1,000円~2,000円程度で手に入れることができるのだ。」と言っています。(下記noteでも言っています)
🗿②仕事がうまくいきそうな気持ちになれる
以前、同い年ながら尊敬してやまない久保ゆうすけさんが「自分のビジネス書の使い方はやる気スイッチ」のようなことを言ったことがあり、ぼくもこれにはとても納得しています。
あるビジネス書を読んで、たとえ①のような具体的に役立つ知識やTipsを得られなかったとしても、仕事に対して前向きな精神状態に変われることが往々にしてあります。それだけでも決して悪くない投資です。
🗿③本を読んでいる間は他のことをしなくていい
読書は大きく「今すぐしなければならない読書」と「他のことを後回しにするための読書」に分けられると考えています。
「今すぐしなければならない読書」は、危機的状況に直面しており、自分にとって新しい情報や方法をインプットしないとそれを打開できない場面です。
「他のことを後回しにするための読書」は読書を何かしらの言い訳にして、やりたくないことを後回しにする場面です。
実際のところ、読書をしている間は基本的に他のことはできません。そのため、「今すぐしなければならない読書」と「他のことを後回しにするための読書」は「行為」の上では一緒で、「動機」が違います。
ビジネス書を読んでいる人にはおよそ、「ビジネスに役立つことをインプットしているから他のことを一旦は後回しにしてよい」という思いがあるのではないでしょうか。ぼくにはあります。
そのため、気を抜くと「他のことを後回しにするための読書」をしている場合があります。ビジネス書を「読んでいる」間だけは、心中穏やかでいることができます。(ビジネスの現場で心中穏やかなことはそうそうないので、一種の逃避です)
🗿「ビジネス書を読むだけ」=「何にもしていない」。
ビジネス書は内容が仕事の役に立つ可能性が高く、読書の時間が有意義「かのよう」に思われるため、他のことを後回しにするための理由にはもってこいです。
目の前の読書は本当に「今すぐしなければならない」ことですか?本当に「今すぐしなければならない」ことですか?
数日前のnoteにも書きましたが、ノウハウをありがたがっても何の足しにもなりません。「何かをうまくやるための最大のコツ」は「今すぐそれをやること」です。「ビジネス書を読むだけ」なら「何にもしていない」、つまりただの時間の浪費です。