食事が怖くなっていた私が、野菜本来の美味しさに気づいた話
『ユーザーさんと一緒にスキ!のヒントを見つけたい』
そんな想いから始まったシャープ公式note。
シャープ公式note(中の人)です。
今回は、ホットクック部などで情報発信をしておられる、ホットクックのヘビーユーザーの「ふっちゃん」さんのストーリーから、スキ!のヒントを探ります。
レタスとキャベツの違いも怪しかった自炊初心者さんが、ホットクックにドハマりした理由とは。
あなたは、ホットクックとどんな生活を送っていますか?
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朝5時に起き
トレーニングして
食事して
瞑想して
身支度して
ホットクックで一品つくって
出勤して
そして帰ってきて、、、
そんな生活をしております。
はじめまして、ホットクックで蒸したさつまいもの美味しさに衝撃を受け、おいもをほぼ毎日食べている「ふっちゃん」です。
数年前までレタスとキャベツの違いも怪しかった料理初心者です。
今はホットクック部やYouTube、ブログなどで、ホットクックで作る「体にやさしいレシピ」を発信しておりまして、
この度、シャープ公式note編集部の方々にお声がけいただき、寄稿することとなりました。
“お腹を満たせたらなんでもいい”
そんな気持ちでジャンクフードやコンビニ食品も好きなだけ食べていた生活から、大きく様変わりした生活になってもう6年目に突入。
今では小麦粉やサラダ油、砂糖不使用の生活をしています。
「やっと出会えた、足りなかった最後のピース!」と胸を張って言っちゃうくらいに、大好きなホットクック。
食に全く興味がなかったのに、ここまで気変わりするまでの、十数年のあれこれ。
そして、野菜のうまみを引き出し、素材の味を楽しめるホットクックレシピのお話をさせてください。
レタスとキャベツの違いもわからない。
とある病気になったため、ひとまず我流で自炊を始めてはみたが、レタスとキャベツの違いもわからない。
自炊に心が折れそうになった時、力になったのは同僚の言葉。
職場に自分で作ったお弁当を持っていったが、体調が悪くて食べ切れない時に、同僚に味見をしてもらえることがあった。
「おいしい!!」
料理で褒められたはじめての経験だった。
“おいしい”
たった四文字で人を幸せにしてしまう。
自炊なんて無理なのかなぁと思っていたけど、もうちょっと頑張ってみようと背中を押してもらえた、魔法の言葉。
そうして、自炊を続けながら、栄養学の勉強をするうちにひょんなことからホットクックとの運命の出会いが訪れる。
栄養学を勉強していくうちに、自分が理想とする調理のイメージはできあがった。それを継続的に実現するにはどうしたらいいのか考え、4つの条件に絞り込んだ。
今まで通りフライパンや鍋で調理するには限界を感じはじめ、全ての条件に合う自動調理鍋をネットで検索していた時、
ホットクックと出会った。
4つの条件、ホットクックなら全て可能なのでは?
これで完全自炊を実現できると、ホットクックを即購入した。
試行錯誤する中でたどり着いた、個人的に好きなレシピたちを条件別に書き出したいと思う。
❶素材の旨味を引き出し、健康的でおいしく調理
無水調理が可能で、素材の旨味を引き出すことができ調味料が少なくて済む
購入前→フライパンや鍋で栄養バランスを考えながら調理していたが、調味料は多め
【ホットクック購入後のレシピ】
❷低温調理が可能
たんぱく質を健康的に摂取するために、肉・魚を低温調理できる
購入前→サラダチキンを作るなど、健康的な調理を試みたが、手間がかりフライパン、鍋で焼くことが基本
【ホットクック購入後のレシピ】
❸蒸し機能がある
お米、パンを健康的な炭水化物に置き換えるために、じゃがいも・さつまいもをおいしく食べることができる
購入前→朝は食パン、夜はお米が主食
【ホットクック購入後のレシピ】
❹時短になる
❶~❸で毎日自炊をしてお腹も心も満たすには品数が欲しくなる。ホットクックに一品まかせている時間で他のおかずを同時並行で作ることができるため、料理にかける総時間を減らせる
購入前→すべて自炊で補うにはトータルの調理時間が長く、継続的にはしんどい
【ホットクック購入後のレシピ』
・豚こまともやしのネギ塩炒め
・まな板、包丁いらずの超簡単レシピ 鶏肉もやし
ここで、自炊するきっかけとなった。
とある病気にかかった話をします。
大げさではなく、たろすけさん家さんと同様、もしかするとそれ以上に、ホットクックに出会って人生が変わった一人だと思う。
え?何この痛み。ヤバい、マジでむりかも。
いつも通り大学の講義終わりにバスケをしていた時に、体中に発疹が出て針山地獄に閉じ込められたような痛みに襲われた。
最初は本当に地獄のような激痛だったが、しばらくするとスっと治まった。
何を隠そう、多少の不調は気合いで治してきたタイプだ。
同じようなことは何度か続いたが、「まあ、ほっとけばまたそのうち治る」と痛みを放置した。
その後、大学を無事卒業し、何とか社会人になれたのも束の間のことだった。
定期的に襲われる針山地獄の痛みが止まらない。
始めは頭にしかこなかった痛みが、首、手先…と全身に広がってきた。
このままだと、地獄に全身飲み込まれる。
急いで近くの皮膚科に行ってみたものの、原因不明。
近所の病院・市民病院…と紹介状を書かれて、病院を練り歩いた。
原因はなんだ?ストレス?スポーツをした時にくる?
・・・・わからない。
結局、フルタイムでの仕事はままならない状態となり、早々に退職。
絶望の淵に立たされながらも、なんとかバイトをしながら生計を立て、大学病院でやっと痛みの原因を知ることができた。
「薬を飲んで治るかは分かりません」
お医者さんには、原因は分からないし、病名は特定できませんが、とりあえず効果がありそうな薬で治療していきましょうと言われた。
後に難病指定される病気とわかるのは、だいぶ先になってから。
ほとんど汗が出ないため、本来汗が出ることで体温を下げる機能が働かず、その結果、体温調節ができない。
そのため、気温が高い中での活動、特にスポーツなどは命が危険にさらされるそうだ。
えっと・・・じゃあどうすれば・・・・?
頭が真っ白になるとはこのこと。
小説のセリフでよく聞くけれど、現実はもっと残酷。
社会人になってからも続けてきた大好きなバスケもできないし、普通の生活もままならないのでは?と恐怖を覚えた。
色々説明された気はするが、ほぼ覚えていない。
結局のところ、「痛みが出たら、発作を止めるお薬を飲んでください。」という話だったように思う。
そこからは痛みに耐えきれず、用量ギリギリまで服薬することも度々あった。
そして、副作用で食欲が増進される。
食欲が止まらず、夜中にお腹が減り、炭酸飲料水や菓子パンを貪り食う生活となった。
こうなる前は、とても小食な人間だった。おかずを食べると、ご飯1杯を食べきれないこともあった。
体型もやせ型で、太ることなんて一生ないと思っていたのだ。
しかし、ある日、鏡に映った自分を見て幻滅した。
えっ、誰これ?
鏡に映る自分とこれでもか、というくらい見つめ合ったが、元気だった過去の自分はそこにいない。
さらに、緊張したり、汗が出るような行動でも発作が出る。
“手に汗握る”場面になると、焦って、余計に発作が酷くなる負のスパイラルだ。
運動できない、という肉体的なストレスだけではなく精神的にも感情の起伏も抑える必要があり、どんどん自由がなくなっていく。
自分が、自分ではなくなっていくような感覚だった。
顔やお腹にどんどん、ぜい肉がついて太っていく。
でも、薬の副作用だから仕方ない。
必死に自分に言い聞かせるが、日に日に増える薬の量と、一向に良くならない症状、
変わっていく自分の見た目は予想以上にこたえた。
太ることが怖くなり、食事を抜くと急激に体調が悪化することもあった。
病院に通う交通費、検査や薬が増えることでどんどん高くなる医療費。
生活をやりくりするためにバイトを増やして働いていた。
“病院に行くお金を稼ぐためだけに生きている”ような感覚だった。
人生、このまま終わってたまるか。
まだ自分に諦めをつけるには早い。今の自分を受け入れ、薬以外で自分にできることはないか?となんとか気持ちを切り替え、食生活を抜本的に見直し始めた。
自炊をはじめ、ホットクックを買ってからというもの、毎日色んな料理をホットクックで作り、作るうちにホットクック調理にのめり込んでいき、どんどん私の生活に欠かせない存在になっていった。
今ではレシピを作る際は、実験感覚でPDCAを考え、楽しく調理している。
P:作りたいレシピを考えて組み立てる
D:実際にホットクックを使って調理
C:出来上がった料理を評価
A:分析して修正した情報を元に、次のレシピでもう一度試す
先ほどの課題に対して違うアプローチをとる
このサイクルを回し、よりおいしく健康的なレシピを目指し続けています。
毎日の料理で、今まで気づけなかった野菜本来のおいしさやうまみを知ることができ、どんどん食べることや作ることが楽しくなっていった。
たくさんの良い変化があったので、
もうホットクックなしの生活は考えられません。
その理由は、
理由① 料理のハードルが下がる
メニューを考える、食材調達するといった準備はさることながら、特に初心者の場合は、切る、焼く、煮る、味付けるといった調理にトータルどれくらいの時間がかかるのか想像ができない。
その点、ホットクックの自動調理であれば完成までの所要時間がある程度見越せるうえに、キッチンに立ち続ける必要がないので、時間の使い方が格段にうまくなる。
ホットクックが調理を作っている間に、別の料理を作ったり、趣味にいそしんだり、何をするのも自由。
加えて、おいしいものができあがってくる安心感まで与えてくれる。
なんだか、こころに少しゆとりが生まれるので「料理しよっかな」と思えることが次第に増えていったのだ。
じわっと、こころに沁みる家電。
おかげさまで、完全自炊の生活に変えることができたと言っても過言ではない。
理由② 食べること・作ることが楽しくなる
ホットクックでの調理は、塩分濃度、食材の重量、食材の切り方、食材を鍋に入れる順番、火の通りやすさ、食材の水分量などが非常に重要だ。
自然と適正な塩分量や、栄養バランスを考慮する考え方に変わっていった。
その中で、無水でも旨みが出る食物繊維が豊富なキノコ類を、よく使うようになったり、蒸したさつまいもが美味しすぎて、いろんなさつまいもを買うようになった。
今まで気づけなかった野菜本来のおいしさやうまみを知ることができ、どんどん食べることや作ることが楽しくなっていった。
“食べることが怖い”
そんなことも今はもうほとんど思わなくなったし、純粋に食べることを楽しめるようになった。
知識をつけたことも大きいが、過度な味付けをしなくても素材をおいしくしてくれるホットクックのおかげだと思う。
また、自動調理は、再現性の高い加熱ができるためメニューを固定して、食材の切り方や鍋に入れる順番を変えてみたり、また食材は同じで、メニューを変えてみたりと、実験感覚で調理できて楽しい。
すぐフィードバックも返ってくるため、次作る時の修正点も明確に把握できて、料理を作るモチベーションも保てる。作る楽しみをグンとあげてくれる最高の相棒だ。
最高の相棒、もう手放す生活は考えられない。
大好きな相棒に、欲を言うなら
毎日ホットクックには助けられているのだが、最後に少しだけ要望をお伝えできれば…と思う。
本当に大好きだし感謝はしているけれど、実現したら良いのになあ…という希望を込めて。
私は、病気になったことで絶望も味わったが、ホットクックと出会って今まで気付けなかった、料理や食べることの楽しさを知ることができた。
仕事・子育て・人間関係・恋愛…どうしようもなく絶望することはあると思うが、絶望した現状を嘆くのではなく、時間がかかっても受け入れる。
出来ないことに目を向けるのではなく、自分に出来ることを少しずつ積み上げることが大切なのかなと思う。
昨日よりも今日、今日よりも明日と、毎日を大切に生きることができたなら、その先にはきっと、今日よりもより良い明日が待っていて。
振り返った時にはより良い過去に変わっていき、絶望していた過去にも意味を見出せるような気がしている。
私のレシピで、少しでもみなさまの健康に良い影響を与えることができたなら幸いです。これからも健康的なレシピ紹介していきますのでよろしくお願いします。
最後に、、、
やっぱり、蒸したさつまいもを食べて欲しい!さつまいもの本来の旨さ、甘さを体験して欲しいです!!
野菜の旨みを引き出せるホットクック調理で、野菜本来の美味しさを再発見する人が増えたら嬉しいです。
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